HAVING

ハビング（データ操作）

意味グループ化後の条件指定

HAVINGとは？

HAVINGは、SQLでグループ化されたデータに対して条件を指定するために使用される句です。GROUP BY句と一緒に使われ、集計関数の結果に基づいてグループをフィルタリングします。

HAVINGの具体的な使い方

条件付き集計の例

SELECT department, AVG(salary) AS avg_salary
FROM employees
GROUP BY department
HAVING AVG(salary) > 50000;

SELECT 'Result:' AS '', department, avg_salary FROM (
  SELECT department, AVG(salary) AS avg_salary
  FROM employees
  GROUP BY department
  HAVING AVG(salary) > 50000
) AS result;

👇出力結果

Result:
IT 65000
Sales 55000
Marketing 52000

この例では、従業員テーブルから部門ごとの平均給与を計算し、平均給与が50,000を超える部門のみを表示します。HAVINGを使用して、グループ化された結果に条件を適用しています。

HAVINGに関するよくある質問

Q. HAVINGとWHEREの違いは？

A. WHEREは個々の行に対する条件を指定しますが、HAVINGはグループ化された結果に対する条件を指定します。HAVINGはGROUP BY句の後に使用され、集計関数の結果に基づいてフィルタリングを行います。

Q. HAVINGは単独で使えますか？

A. 通常、HAVINGはGROUP BY句と一緒に使用します。GROUP BYなしでHAVINGを使用することもできますが、その場合、クエリ全体が1つのグループとして扱われます。ただし、一般的にはGROUP BYと組み合わせて使用することが多いです。

Q. HAVINGで複数の条件を指定可能？

A. はい、HAVINGで複数の条件を指定できます。ANDやORを使用して複数の条件を組み合わせることができます。例：HAVING AVG(salary) > 50000 AND COUNT(*) > 5

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