UPSERT

アプサート（データ操作）

意味挿入または更新を一度に行う

UPSERTとは？

UPSERTは、「INSERT」と「UPDATE」を組み合わせた操作です。データが存在しない場合は挿入し、既に存在する場合は更新を行います。MySQLでは、INSERT ... ON DUPLICATE KEY UPDATEを使用して実現します。

UPSERTの具体的な使い方

UPSERT操作の例

INSERT INTO users (id, name, visits)
VALUES (1, 'Alice', 1)
ON DUPLICATE KEY UPDATE visits = visits + 1;

-- 結果を表示
SELECT 'UPSERT結果：' AS output, id, name, visits FROM users WHERE id = 1;

👇出力結果

UPSERT結果：
id | name  | visits
---+-------+-------
1  | Alice | 1     （新規作成の場合）
1  | Alice | 2     （更新の場合）

この例では、idが1のユーザーが存在しない場合は新しく挿入し、既に存在する場合は訪問回数（visits）を1増やします。結果として、Alice の訪問回数が更新または新規作成されます。

UPSERTに関するよくある質問

Q. UPSERTとINSERT IGNOREの違いは？

A. UPSERTは既存のレコードを更新しますが、INSERT IGNOREは既存のレコードがある場合、そのレコードを無視して何もしません。UPSERTは既存データの更新が必要な場合に使用し、INSERT IGNOREは重複を避けたい場合に使用します。

Q. UPSERTで複数のカラムを更新できる？

A. はい、可能です。ON DUPLICATE KEY UPDATE 句で複数のカラムを指定できます。例えば、「ON DUPLICATE KEY UPDATE visits = visits + 1, last_visit = NOW()」のように、カンマで区切って複数のカラムの更新処理を記述できます。

Q. UPSERTのパフォーマンスへの影響は？

A. UPSERTは通常のINSERTやUPDATEと比べて若干オーバーヘッドが大きくなる可能性があります。これは、データベースが挿入と更新の両方の操作を準備する必要があるためです。ただし、個別のINSERTとUPDATEを実行するよりも、通常はUPSERTの方が効率的です。大量のデータを扱う場合は、バッチ処理やバルクインサートの使用を検討するとよいでしょう。

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