DECIMAL

デシマル（データ型と制約）

意味固定小数点の高精度数値型

DECIMALとは？

DECIMALは、MySQLで固定小数点数を格納するための高精度数値データ型です。金融取引や会計処理など、正確な計算が必要な場面で使用されます。DECIMALは、指定された桁数と小数点以下の桁数で値を正確に表現します。

DECIMALの具体的な使い方

金額計算の例

CREATE TABLE finances (id INT, amount DECIMAL(10,2));

INSERT INTO finances (id, amount) VALUES (1, 1234567.89);

SELECT * FROM finances;

SELECT amount * 2 AS doubled_amount FROM finances;

👇出力結果

id | amount
1  | 1234567.89

doubled_amount
2469135.78

この例では、financesテーブルを作成し、idをINT型、amountをDECIMAL型として定義しています。DECIMAL(10,2)は、全体で10桁、そのうち小数点以下が2桁という意味です。金額を挿入し、選択と計算の結果を表示しています。

DECIMALに関するよくある質問

Q. DECIMALとFLOATの主な違いは？

A. DECIMALは固定小数点数で正確な値を格納しますが、FLOATは浮動小数点数で近似値を格納します。DECIMALは金融計算に適していますが、FLOATは科学計算に適しています。

Q. DECIMAL(10,2)の意味は？

A. DECIMAL(10,2)は、全体で10桁の数値を格納し、そのうち小数点以下が2桁であることを意味します。例えば、12345678.90のような値を格納できます。

Q. DECIMALの最大桁数は？

A. MySQLでのDECIMALの最大桁数は65桁です。DECIMAL(M,D)の形式で指定し、Mは1から65の範囲、Dは0からMまでの範囲で指定できます。

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