ENUM

イーナム（データ型と制約）

意味定義済み値のリストから選択

ENUMとは？

ENUMは、MySQLで事前に定義された値のリストから一つを選択して格納するための特殊なデータ型です。これにより、特定のカラムに入力できる値を制限し、データの一貫性を保つことができます。

ENUMの具体的な使い方

ENUM型の使用例

CREATE TABLE shirts (
  id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(40),
  size ENUM('small', 'medium', 'large')
);

INSERT INTO shirts (name, size) VALUES ('T-shirt', 'medium');
INSERT INTO shirts (name, size) VALUES ('Polo', 'small');

SELECT * FROM shirts;

👇出力結果

id | name    | size
1  | T-shirt | medium
2  | Polo    | small

この例では、shirtsテーブルを作成し、sizeカラムをENUM型で定義しています。sizeカラムには'small'、'medium'、'large'のいずれかの値のみを格納することができます。

ENUMに関するよくある質問

Q. ENUMの値を数値で扱えますか？

A. はい、ENUMの各要素には内部的に1から始まる数値が割り当てられます。'small'は1、'medium'は2、'large'は3として扱えます。

Q. ENUMに無効な値を挿入するとどうなる？

A. 厳密なSQLモードでは、エラーが発生します。そうでない場合、空文字列が挿入されるか、警告が発生して最初の要素が使用されます。

Q. ENUMの値を後から変更できますか？

A. ALTER TABLE文を使用してENUMの定義を変更できますが、既存のデータとの整合性に注意が必要です。新しい値を追加するのは比較的安全ですが、既存の値を削除すると問題が生じる可能性があります。

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