FOREIGN KEY

フォーリンキー（データ型と制約）

意味他テーブルを参照する制約

FOREIGN KEYとは？

FOREIGN KEYは、あるテーブルの特定のカラムが、別のテーブルの主キーを参照するように指定する制約です。これにより、テーブル間の関係を定義し、データの整合性を保つことができます。

FOREIGN KEYの具体的な使い方

FOREIGN KEY制約例

CREATE TABLE users (
  id INT PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(50)
);

CREATE TABLE orders (
  id INT PRIMARY KEY,
  user_id INT,
  FOREIGN KEY (user_id) REFERENCES users(id)
);

INSERT INTO users VALUES (1, 'Alice');
INSERT INTO orders VALUES (1, 1);

-- 存在しないユーザーIDを参照しようとする
INSERT INTO orders VALUES (2, 2);

SELECT * FROM orders;

👇出力結果

Query OK, 1 row affected
Query OK, 1 row affected

Error 1452: Cannot add or update a child row: a foreign key constraint fails

id | user_id
1  | 1

この例では、usersテーブルとordersテーブルを作成し、ordersテーブルのuser_idカラムをFOREIGN KEYとして定義しています。これにより、ordersテーブルのuser_idは、usersテーブルのidを参照するようになります。また、存在しないユーザーIDを参照しようとすることで、FOREIGN KEY制約の動作を確認しています。

FOREIGN KEYに関するよくある質問

Q. FOREIGN KEYの利点は？

A. FOREIGN KEYは参照整合性を保証し、関連するテーブル間のデータの一貫性を維持します。また、誤ってデータを削除したり、無効なデータを挿入したりすることを防ぎます。これにより、データベースの信頼性と整合性が向上します。

Q. FOREIGN KEYのON DELETE設定は？

A. ON DELETE句を使用して、親レコードが削除された時の動作を指定できます。主な選択肢には、CASCADE（子レコードも削除）、SET NULL（子レコードの外部キーをNULLに設定）、RESTRICT（親レコードの削除を禁止）などがあります。

Q. FOREIGN KEYのパフォーマンスへの影響

A. FOREIGN KEYは参照整合性チェックを行うため、INSERT、UPDATE、DELETE操作のパフォーマンスに若干の影響を与える可能性があります。ただし、適切にインデックスが設定されていれば、その影響は最小限に抑えられます。大規模なデータ操作時は注意が必要です。

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