NOT NULL

ノットヌル（データ型と制約）

意味 NULL値を禁止する制約

NOT NULLとは？

NOT NULLは、指定されたカラムにNULL値（空の値）を許可しない制約です。これにより、そのカラムに必ず何らかの値が入力されることを保証します。データの完全性を維持するのに役立ちます。

NOT NULLの具体的な使い方

NOT NULL制約の例

CREATE TABLE students (
  id INT PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(50) NOT NULL
);

INSERT INTO students (id, name) VALUES (1, 'John');
INSERT INTO students (id, name) VALUES (2, 'Jane');

-- NULL値を挿入しようとするとエラーが発生
INSERT INTO students (id, name) VALUES (3, NULL);

SELECT * FROM students;

👇出力結果

Error Code: 1048. Column 'name' cannot be null

id | name
1  | John
2  | Jane

この例では、studentsテーブルを作成し、nameカラムにNOT NULL制約を設定しています。これにより、各学生の名前が必ず入力されることが保証されます。NULL値を挿入しようとするとエラーが発生します。

NOT NULLに関するよくある質問

Q. NOT NULLとDEFAULTの併用は可能？

A. はい、NOT NULL制約とDEFAULT制約を併用することは可能で、よく行われる practice です。例えば、CREATE TABLE users (id INT PRIMARY KEY, name VARCHAR(50) NOT NULL DEFAULT 'Anonymous'); のように設定すると、nameカラムに値が指定されない場合でも'Anonymous'というデフォルト値が自動的に設定され、NULL値が入ることを防ぎます。

Q. 既存のカラムにNOT NULLを追加可能？

A. 既存のカラムにNOT NULL制約を追加することは可能ですが、そのカラムに既にNULL値が存在する場合は注意が必要です。NULL値が存在する場合、まずそれらの値を適切な値に更新してから、ALTER TABLE table_name MODIFY column_name data_type NOT NULL; のようなコマンドでNOT NULL制約を追加します。既存のNULL値を処理せずに制約を追加しようとするとエラーが発生します。

Q. NOT NULLは性能に影響しますか？

A. 一般的に、NOT NULL制約自体が直接的に大きな性能影響を与えることはありませんが、間接的にいくつかの利点があります。1) インデックスの効率: NULL値を含まないカラムはインデックスの効率が向上します。2) ストレージ最適化: NULL値の管理にはわずかなオーバーヘッドがあるため、NOT NULLカラムはストレージをより効率的に使用できます。3) クエリの最適化: NULLチェックが不要になるため、クエリの最適化が容易になります。ただし、これらの影響は通常小さく、大規模なデータベースや高負荷の環境でより顕著になります。

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