カバリングインデックス

カバリングインデックス（インデックスと最適化）

意味全ての必要な列を含むインデックス

カバリングインデックスとは？

カバリングインデックスは、クエリで必要とされる全ての列を含むインデックスのことです。これを使うと、データベースはテーブル本体を参照せずに、インデックスだけで必要な情報を取得できます。そのため、クエリの実行速度が大幅に向上し、パフォーマンスが改善されます。

カバリングインデックスの具体的な使い方

カバリングインデックスの例

CREATE INDEX idx_name_email ON users (name, email);

SELECT name, email FROM users WHERE name = 'John';

EXPLAIN SELECT name, email FROM users WHERE name = 'John';

👇出力結果

id	select_type	table	type	possible_keys	key	key_len	ref	rows	Extra
1	SIMPLE	users	ref	idx_name_email	idx_name_email	768	const	1	Using index

この例では、まずusersテーブルのnameとemail列にインデックスを作成しています。次のSELECT文では、このインデックスがカバリングインデックスとして機能し、テーブル本体にアクセスせずに必要な情報を取得できます。EXPLAINコマンドで実行計画を確認すると、「Using index」と表示されます。

カバリングインデックスに関するよくある質問

Q. カバリングインデックスの利点は？

A. カバリングインデックスの主な利点は、クエリの実行速度を大幅に向上させることです。インデックスだけで必要な情報を取得できるため、テーブル本体へのアクセスが不要となり、I/O操作が減少します。

Q. デメリットはありますか？

A. カバリングインデックスのデメリットとしては、インデックスのサイズが大きくなることがあります。多くの列を含むインデックスはストレージ容量を消費し、更新操作のオーバーヘッドも増加する可能性があります。

Q. どのようなクエリに効果的？

A. SELECT句、WHERE句、JOIN条件で使用される全ての列がインデックスに含まれているクエリに効果的です。特に、大量のデータから少数のレコードを取得する場合に顕著な効果を発揮します。

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