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MySQL - トランザクション管理

ROLLBACK

ロールバック(トランザクションと同時実行制御

意味 トランザクションの取り消し


ROLLBACKとは?

ROLLBACKは、実行中のトランザクションをすべて取り消して、データベースを以前の状態に戻すSQLコマンドです。エラーが発生した場合や、変更を取り消したい場合に使用します。

ROLLBACKの具体的な使い方

トランザクション取消例

START TRANSACTION;
UPDATE accounts SET balance = balance - 100 WHERE id = 1;
SELECT balance FROM accounts WHERE id = 1;
ROLLBACK;
SELECT balance FROM accounts WHERE id = 1;

👇出力結果

更新前の残高: 1000
更新後の残高: 900
ROLLBACK後の残高: 1000

この例では、取引を開始し、口座の残高を更新した後、ROLLBACKを実行しています。SELECTステートメントで残高の変化を確認できます。ROLLBACKにより、UPDATE文による変更が取り消され、口座残高は元の状態に戻ります。

ROLLBACKに関するよくある質問

Q. ROLLBACKはいつ使うべき?
A. ROLLBACKは主に以下の場合に使用します:1) トランザクション中にエラーが発生した時、2) データベースの変更を取り消したい時、3) テスト目的でデータを変更した後、元に戻したい時。
Q. ROLLBACKの制限は?
A. ROLLBACKには以下の制限があります:1) COMMITされた変更は取り消せない、2) 一部のDDL文(CREATE TABLE等)は自動COMMITされるため取り消せない、3) 一時テーブルの作成や削除はROLLBACKできない。
Q. 自動ROLLBACKとは?
A. 自動ROLLBACKは、トランザクション中にエラーが発生した場合や、データベース接続が予期せず切断された場合に、システムが自動的にROLLBACKを実行する機能です。これにより、データの整合性が保たれます。

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