DELIMITER

デリミター（ストアドプログラム）

意味ステートメントの区切り文字

DELIMITERとは？

DELIMITERは、MySQLでストアドプログラム（プロシージャ、関数、トリガーなど）を定義する際に、ステートメントの区切り文字を一時的に変更するためのコマンドです。通常のセミコロン（;）以外の区切り文字を使用できるようになります。

DELIMITERの具体的な使い方

プロシージャ定義の例

DELIMITER //
CREATE PROCEDURE sample_proc()
BEGIN
    SELECT 'Hello, World!';
END //
DELIMITER ;

CALL sample_proc();

👇出力結果

Hello, World!

この例では、DELIMITERを'//'に変更してストアドプロシージャを定義し、最後に元のセミコロンに戻しています。これにより、プロシージャ内でセミコロンを使用しても、全体が1つのステートメントとして扱われます。プロシージャを呼び出すと結果が表示されます。

DELIMITERに関するよくある質問

Q. DELIMITERの目的は？

A. DELIMITERの主な目的は、ストアドプログラム（プロシージャ、関数、トリガーなど）を定義する際に、通常のセミコロン（;）以外の区切り文字を一時的に使用できるようにすることです。これにより、プログラム内でセミコロンを使用しても、全体を1つのステートメントとして扱うことができます。

Q. DELIMITERの使用後の注意点は？

A. DELIMITERを使用してストアドプログラムを定義した後は、必ず元のデリミタ（通常はセミコロン）に戻すことが重要です。これを忘れると、その後のSQL文が正しく実行されない可能性があります。

Q. DELIMITERは永続的に変更される？

A. いいえ、DELIMITERによる変更は一時的なものです。MySQLセッションを終了すると、デリミタは自動的にデフォルトのセミコロンにリセットされます。また、同じセッション内でも、DELIMITER ;を使用して明示的にリセットすることができます。

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