sys スキーマ

システムスキーマ（パフォーマンスチューニング）

意味パフォーマンス監視用のビュー集

sys スキーマとは？

sys スキーマは、MySQLのパフォーマンス監視と分析を容易にするためのビューとストアドプロシージャの集合です。データベースの状態や動作を簡単に確認できるツールを提供します。

sys スキーマの具体的な使い方

I/O統計分析の例

SELECT * FROM sys.host_summary_by_file_io;

SELECT event_name, count_star AS count, sum_timer_wait
FROM sys.host_summary_by_file_io
ORDER BY sum_timer_wait DESC
LIMIT 5;

👇出力結果

event_name	count	sum_timer_wait
wait/io/file/innodb/innodb_data_file	1000	5000000000
wait/io/file/sql/binlog	500	2500000000
wait/io/file/myisam/dfile	200	1000000000
wait/io/file/sql/relaylog	100	500000000
wait/io/file/sql/slow_log	50	250000000

この例では、ホストごとのファイルI/O統計を表示するビューを使用しています。各ホストのファイル操作回数や合計待機時間などの情報が得られます。さらに、イベント名、操作回数、合計待機時間でソートして上位5件を表示しています。

sys スキーマに関するよくある質問

Q. sysスキーマとは何ですか？

A. sysスキーマは、MySQLのパフォーマンス監視と分析を容易にするためのビューとストアドプロシージャの集合です。データベースの状態や動作を簡単に確認できるツールを提供します。

Q. sysスキーマの利点は？

A. sysスキーマを使用すると、複雑なクエリを書かずにパフォーマンス情報を簡単に取得できます。また、標準化されたビューを通じてデータベースの状態を一貫した方法で監視できます。

Q. 全てのMySQLバージョンで利用可能？

A. sysスキーマはMySQL 5.7以降で利用可能です。それ以前のバージョンでは、手動でインストールする必要があるか、利用できない場合があります。

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