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MySQL - パフォーマンススキーマ

Performance Schema

パフォーマンス スキーマ(監視とトラブルシューティング

意味 MySQLの動作監視ツール


Performance Schemaとは?

Performance Schemaは、MySQLサーバーの内部動作を監視するためのツールです。クエリの実行時間、リソース使用量、ロック待ち時間などのパフォーマンス関連の情報を収集し、提供します。これにより、データベース管理者はシステムのボトルネックを特定し、パフォーマンスを最適化することができます。

Performance Schemaの具体的な使い方

遅いクエリ特定例

SELECT event_name, count_star, avg_timer_wait
FROM performance_schema.events_statements_summary_by_digest
ORDER BY avg_timer_wait DESC
LIMIT 10;

👇出力結果

+---------------------------------+------------+------------------+
| event_name                        | count_star | avg_timer_wait   |
+---------------------------------+------------+------------------+
| statement/sql/select             |      10234 | 1234567890123456 |
| statement/sql/update             |       5678 |  987654321098765 |
| ... (8 more rows)                |            |                  |
+---------------------------------+------------+------------------+
10 rows in set (0.05 sec)

この例では、Performance Schemaから最も平均実行時間が長いトップ10のSQLステートメントを取得しています。event_nameはSQL文のダイジェスト、count_starは実行回数、avg_timer_waitは平均実行時間を示します。この情報を分析することで、最適化が必要な遅いクエリを特定できます。

Performance Schemaに関するよくある質問

Q. Performance Schemaとは?
A. Performance Schemaは、MySQLサーバーの内部動作を監視するための機能です。クエリの実行時間、リソース使用量、ロック待ち時間などのパフォーマンス関連の情報を収集し、提供します。これにより、データベース管理者はシステムのボトルネックを特定し、パフォーマンスを最適化することができます。
Q. 有効化の方法は?
A. Performance Schemaは通常、MySQLのデフォルト設定で有効になっています。確認または有効化するには、my.cnf(またはmy.ini)ファイルに 'performance_schema=ON' を設定するか、起動時にコマンドラインオプションとして '--performance_schema=ON' を指定します。設定変更後はMySQLサーバーの再起動が必要です。
Q. パフォーマンスへの影響は?
A. Performance Schemaの使用はある程度のオーバーヘッドを伴います。情報の収集と保存にリソースを使用するため、システムのパフォーマンスに若干の影響を与える可能性があります。ただし、多くの場合、その影響は最小限で、得られる情報の価値に比べて十分に許容できるものです。必要に応じて、特定のイベントの監視をオフにすることで、オーバーヘッドを調整することができます。
Q. 主な用途は?
A. Performance Schemaの主な用途には以下があります:1) 遅いクエリの特定と最適化、2) リソース使用量の多いセッションの特定、3) ロック競合の分析、4) I/O操作のボトルネック特定、5) メモリ使用状況の監視。これらの情報を活用することで、データベースのパフォーマンスチューニングや問題のトラブルシューティングを効果的に行うことができます。

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