typeof

タイプオブ（基本的な構文）

意味型の判定

typeofとは？

オペランドの型を文字列として返します。

typeofの具体的な使い方

typeof演算子の基本的な使用例

function checkType(value) {
  console.log(`${value} の型: ${typeof value}`);
}

checkType(42);
checkType('Hello');
checkType(true);
checkType(undefined);
checkType(null);
checkType({});
checkType([]);
checkType(() => {});

👇出力結果

42 の型: number
Hello の型: string
true の型: boolean
undefined の型: undefined
null の型: object
[object Object] の型: object
 の型: object
() => {} の型: function

様々な値に対するtypeofの結果を確認します。数値、文字列、真偽値、undefined、null、オブジェクト、配列、関数それぞれの型を表示します。

typeof演算子を使った条件分岐

function processInput(input) {
  if (typeof input === 'number') {
    return input * 2;
  } else if (typeof input === 'string') {
    return input.toUpperCase();
  } else {
    return 'Unsupported type';
  }
}

console.log(processInput(10));
console.log(processInput('hello'));
console.log(processInput(true));

👇出力結果

20
HELLO
Unsupported type

入力の型に基づいて異なる処理を行う例です。数値の場合は2倍、文字列の場合は大文字化、それ以外の場合はエラーメッセージを返します。

typeofに関するよくある質問

Q. typeofの返り値の種類は？

A. typeofの返り値は以下の7種類です：'undefined'、'boolean'、'number'、'string'、'object'、'function'、'symbol'（ES6以降）。

Q. nullのtypeofはなぜobject？

A. これはJavaScriptの歴史的な仕様バグです。null値に対してtypeofを使うと'object'が返されますが、これは誤りであり、修正されていません。互換性の問題で修正できないままになっています。

Q. 配列の型判定にtypeofは適切？

A. 配列に対してtypeofを使うと'object'が返されるため、配列とオブジェクトを区別できません。配列かどうかを判定するには、Array.isArray()メソッドを使用するか、instanceof演算子を使用する方が適切です。

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