null
ナル(データ型)
意味 存在しない
nullとは?
オブジェクトが存在しないことを示す特殊な値。
nullの具体的な使い方
null型の変数を宣言する例
let emptyValue = null;
console.log('emptyValue:', emptyValue);
console.log('typeof emptyValue:', typeof emptyValue);
👇出力結果
emptyValue: null
typeof emptyValue: object
emptyValueという変数にnullを代入し、その値と型を確認します。typeof nullは'object'になる点に注意してください。
nullの比較例
let emptyValue = null;
console.log('emptyValue === null:', emptyValue === null);
console.log('emptyValue == null:', emptyValue == null);
👇出力結果
emptyValue === null: true
emptyValue == null: true
nullとの厳密等価演算子(===)と等価演算子(==)を使用した比較方法を示します。
オブジェクトの不在を表す例
let user = null;
function displayUserInfo(user) {
if (user === null) {
console.log('ユーザー情報が存在しません');
} else {
console.log('ユーザー情報:', user);
}
}
displayUserInfo(user);
user = { name: '山田太郎', age: 30 };
displayUserInfo(user);
👇出力結果
ユーザー情報が存在しません
ユーザー情報: { name: '山田太郎', age: 30 }
オブジェクトが存在しないことを示すためにnullを使用し、条件分岐で確認します。その後、オブジェクトを代入して再度確認します。
nullを使用したデータの初期化と条件付き表示
<!DOCTYPE html>
<html>
<body>
<button id="loadDataBtn">データを読み込む</button>
<p id="dataDisplay">データはまだ読み込まれていません</p>
<script>
let data = null;
const loadDataBtn = document.getElementById('loadDataBtn');
const dataDisplay = document.getElementById('dataDisplay');
loadDataBtn.addEventListener('click', function() {
// データ読み込みのシミュレーション
setTimeout(() => {
data = { name: '山田太郎', age: 30 };
updateDisplay();
}, 1000);
});
function updateDisplay() {
if (data === null) {
dataDisplay.textContent = 'データはまだ読み込まれていません';
} else {
dataDisplay.textContent = `名前: ${data.name}, 年齢: ${data.age}`;
}
}
</script>
</body>
</html>
nullを使用してデータの初期状態を表現し、ボタンクリックでデータを読み込みます。データの有無に応じて表示を切り替えます。
nullに関するよくある質問
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