break

ブレーク（制御構文）

意味ループやスイッチから脱出する

breakとは？

現在のループやswitch文から脱出するための命令。

breakの具体的な使い方

ループを途中で終了する例

function showBreakResult() {
  let output = '';
  for (let i = 0; i < 10; i++) {
    if (i === 5) {
      output += 'ブレークポイントに達しました。';
      break;
    }
    output += '処理中: ' + i + '\n';
  }
  console.log(output);
}

showBreakResult();

👇出力結果

処理中: 0
処理中: 1
処理中: 2
処理中: 3
処理中: 4
ブレークポイントに達しました。

iが5に達した時点で「ブレークポイントに達しました」とコンソールに出力し、ループを終了します。それ以前は、iの値を'処理中: i' として出力します。

配列内の特定の要素を探す例

const numbers = [1, 3, 5, 7, 9, 11, 13, 15];
let target = 9;
let index = -1;

for (let i = 0; i < numbers.length; i++) {
  if (numbers[i] === target) {
    index = i;
    break;
  }
}

console.log(index !== -1 ? `${target}は配列の${index}番目にあります。` : `${target}は配列内に見つかりませんでした。`);

👇出力結果

9は配列の4番目にあります。

配列内で特定の要素を探し、見つかったら即座にループを終了する例です。要素が見つかった位置（インデックス）を返します。

breakに関するよくある質問

Q. breakはどんな時に使う？

A. breakは主に、ループ（for, while, do...while）やswitch文から即座に抜け出したい時に使います。特定の条件が満たされた時にループを終了する場合などに有用です。

Q. breakとcontinueの違いは？

A. breakはループ全体を終了しますが、continueは現在の繰り返しをスキップして次の繰り返しに進みます。breakはループから完全に抜け出すのに対し、continueはループの実行を続けます。

Q. ネストされたループでbreakの挙動は？

A. breakは、それが含まれる最も内側のループのみを終了します。外側のループには影響しません。全てのネストされたループを一度に抜け出したい場合は、ラベル付きbreakを使用するか、フラグ変数を使って制御する必要があります。

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