{category}

JavaScript - 例外処理

catch

キャッチ(制御構文

意味 エラー時の処理


catchとは?

`try`ブロック内でエラーが発生した場合に実行されるブロック。エラーオブジェクトを受け取り、エラーに対応する処理を行う。

catchの具体的な使い方

異なるタイプのエラーを処理する例

function divide(a, b) {
  try {
    if (typeof a !== 'number' || typeof b !== 'number') {
      throw new TypeError('引数は数値である必要があります');
    }
    if (b === 0) {
      throw new Error('0で除算することはできません');
    }
    return a / b;
  } catch (error) {
    if (error instanceof TypeError) {
      console.error('型エラー:', error.message);
    } else {
      console.error('一般エラー:', error.message);
    }
    return null;
  }
}

console.log(divide(10, 2));
console.log(divide('10', 2));
console.log(divide(10, 0));

👇出力結果

5
型エラー: 引数は数値である必要があります
null
一般エラー: 0で除算することはできません
null

この関数は、引数の型チェックと0での除算チェックを行い、異なるタイプのエラーを発生させます。catchブロックでは、エラーの種類に応じて異なるメッセージを表示します。

catchに関するよくある質問

Q. catchの引数は必須?
A. catchの引数(エラーオブジェクト)は必須ではありません。ただし、引数を省略するとエラーの詳細情報にアクセスできなくなるため、通常は引数を指定することが推奨されます。
Q. catchで全てのエラーを捕捉?
A. 基本的に、catchブロックは`try`ブロック内で発生したすべての例外をキャッチします。ただし、非同期処理のエラーは別途処理が必要です。また、特定のタイプのエラーのみを捕捉したい場合は、条件分岐を使用して実装する必要があります。
Q. catchブロック内でのthrowは?
A. catchブロック内で新しい例外をthrowすることは可能です。これは、エラーを処理した後に別の例外を発生させたい場合や、エラーを上位の処理に委ねたい場合に使用されます。ただし、その場合は新しいtry-catch文で囲む必要があります。

catchが学べる書籍の紹介

「プログラミング単語帳」を使って、プログラミングの単語を英単語のように学習してみませんか?
プログラミング単語帳には、JavaScriptのcatchやcase(switch文で使用)、else、break、などのような実務でよく使われる単語が数百以上収録されています。
この書籍には、プログラミングの単語の意味や読み方、単語の使い方がわかる例文などが掲載されており、いつでもどこでもプログラミングの学習ができます。

よく使われる単語にだけ絞って学習することができるので、効率的にプログラミングが学習できます。

1日5分の暗記でプログラミンが身に付く!プログラミング単語帳 公式ストアで発売中!

HTML編、CSS編、JavaScript編、PHP編、Ruby編、その他単語編の6シリーズ分が公式ストアにて販売中です。気になった方はぜひ購入してみてください。


JavaScriptを学べる「プログラミング単語帳」アプリ

プログラミング単語帳がアプリになりました!JavaScriptはもちろん、10種類のプログラミング言語の中から、よく使われる単語をスマホで学習できます。

収録単語は2,000単語以上!
現在は、HTML、CSS、JavaScirpt、PHP、Laravel、Ruby、Python、MySQL、Linux、など10カテゴリーの単語帳が1つのアプリに収録されています。

いつでも、どこでも、隙間時間を有効活用して、プログラミングを効率的に学べるので、ぜひダウンロードしてみてください。

2024年7月アップデート情報:「Laravel」カテゴリーが追加されましました!

2024年8月アップデート情報:「MySQL」「Linux」カテゴリーが追加されましました!


関連するそのほかの単語

case(switch文で使用)

値に応じたアクション

種類: 条件分岐

else

if文の代替アクション

種類: 条件分岐

break

ループやスイッチから脱出する

種類: ループ

getElementsByTagName()

タグ名で要素群を取得

種類: DOMの選択(1)

load

ページが完全に読み込まれたときのイベント。

種類: ウィンドウとフレームイベント