generator

ジェネレータ（関数）

意味一時停止可能な関数

generatorとは？

ジェネレータ関数は、実行が中断され、後で再開することができる関数です。ジェネレータ関数は`function*`の構文を使用して定義され、イテレータオブジェクトを返します。

generatorの具体的な使い方

ジェネレータ関数を使用して値を順次生成する例

function* countUp(max) {
  let count = 1;
  while (count <= max) {
    yield count;
    count++;
  }
}

const counter = countUp(5);

for (let num of counter) {
  console.log(num);
}

👇出力結果

このジェネレータ関数は1から指定された最大値まで順番に値を生成します。for...of ループを使用して、生成された値を順番に取得しています。

無限シーケンスの生成

function* infiniteSequence() {
  let i = 0;
  while (true) {
    yield i++;
  }
}

const sequence = infiniteSequence();

console.log(sequence.next().value);
console.log(sequence.next().value);
console.log(sequence.next().value);

👇出力結果

0
1
2

このジェネレータ関数は無限に続く整数のシーケンスを生成します。必要な時にのみ値を生成するため、メモリ効率が良いです。

generatorに関するよくある質問

Q. ジェネレータの利点は？

A. ジェネレータの主な利点は、大量のデータを扱う際のメモリ効率の向上と、非同期処理の簡略化です。必要に応じて値を生成するため、すべての値を一度にメモリに保持する必要がありません。

Q. ジェネレータと通常の関数の違いは？

A. ジェネレータ関数は実行を一時停止し再開できますが、通常の関数は一度実行を開始すると停止せずに終了します。ジェネレータは'function*'で定義され、'yield'キーワードを使用して値を返します。

Q. ジェネレータはイテラブルか？

A. はい、ジェネレータはイテラブルです。for...of ループで直接反復処理できます。これにより、大きなデータセットを効率的に処理できます。

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