純粋関数

じゅんすいかんすう（関数）

意味副作用のない関数

純粋関数とは？

純粋関数は、同じ入力に対して常に同じ出力を返し、外部の状態を変更しない関数のことを指します。副作用がなく、外部の変数やデータに依存しないため、テストやデバッグが容易です。

純粋関数の具体的な使い方

純粋関数と非純粋関数の比較

// 純粋関数
function pureAdd(a, b) {
  return a + b;
}

// 非純粋関数
let total = 0;
function impureAdd(a) {
  total += a;
  return total;
}

console.log(pureAdd(2, 3));    // 常に5を返す
console.log(pureAdd(2, 3));    // 常に5を返す

console.log(impureAdd(2));     // 2を返す
console.log(impureAdd(3));     // 5を返す（外部の状態に依存）

👇出力結果

純粋関数（pureAdd）は同じ引数で呼び出すと常に同じ結果を返します。一方、非純粋関数（impureAdd）は外部の状態（total変数）に依存し、同じ引数でも異なる結果を返す可能性があります。

純粋関数に関するよくある質問

Q. 純粋関数の定義は？

A. 純粋関数は、同じ入力に対して常に同じ出力を返し、副作用（外部の状態変更）がない関数です。関数の結果が入力のみに依存し、外部の状態に影響されません。

Q. 純粋関数の利点は？

A. 純粋関数は予測可能で、テストが容易です。また、並列処理やキャッシュに適しており、関数型プログラミングの基本的な構成要素です。コードの理解や保守も容易になります。

Q. 純粋でない関数の例は？

A. グローバル変数を変更する関数、ランダムな値を生成する関数、現在時刻を使用する関数、ファイルI/Oを行う関数などは純粋関数ではありません。これらは外部の状態に依存したり、副作用を持つためです。

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