オーバーライド
(オブジェクト指向)
意味 親クラスのメソッドを上書き
オーバーライドとは?
オーバーライドとは、子クラスが親クラスで定義されたメソッドを新しい内容で上書きすることを指します。これにより、親クラスの振る舞いを子クラスで特化した形に変更することが可能になります。
オーバーライドの具体的な使い方
サブクラスでスーパークラスのメソッドを上書きする例
class Vehicle {
constructor(name) {
this.name = name;
}
start() {
return `${this.name}のエンジンを始動します。`;
}
}
class ElectricCar extends Vehicle {
start() {
return `${super.start()} 静かに始動します。`;
}
}
class DieselTruck extends Vehicle {
start() {
return `${super.start()} ゴトゴトと音を立てて始動します。`;
}
}
const tesla = new ElectricCar('Tesla Model S');
const volvo = new DieselTruck('Volvo FH16');
console.log(tesla.start());
console.log(volvo.start());
👇出力結果
Tesla Model Sのエンジンを始動します。 静かに始動します。
Volvo FH16のエンジンを始動します。 ゴトゴトと音を立てて始動します。
この例では、'Vehicle'クラスの'start'メソッドを'ElectricCar'と'DieselTruck'クラスでオーバーライドしています。各サブクラスは親クラスの'start'メソッドを呼び出し(super.start())、そこに独自の動作を追加しています。これにより、各車種に特有の始動方法を表現しています。
オーバーライドに関するよくある質問
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