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JavaScript - カプセル化

カプセル化

オブジェクト指向

意味 データを隠蔽し、安全に管理


カプセル化とは?

カプセル化は、オブジェクト指向プログラミングの基本原則の一つで、オブジェクトの状態を外部から直接変更できないようにし、特定のメソッドを通じてのみアクセスや変更を許可することを指します。

カプセル化の具体的な使い方

プライベート変数とアクセサメソッドを使用する例

<button onclick="const person = new Person('Alice'); alert(person.getName()); person.setName('Bob'); alert(person.getName());">カプセル化の例を表示</button>
<script>
class Person {
    #name;

    constructor(name) {
        this.#name = name;
    }

    getName() {
        return this.#name;
    }

    setName(name) {
        if (typeof name === 'string' && name.length > 0) {
            this.#name = name;
        } else {
            console.error('Invalid name');
        }
    }
}
</script>

'Person'クラスで'#name'プライベートプロパティをカプセル化し、getName()とsetName()メソッドを通じてのみアクセスを許可する例です。setName()メソッドでは、入力値の検証も行っています。

カプセル化に関するよくある質問

Q. カプセル化の利点は?
A. カプセル化の主な利点は、データの安全性と整合性の確保、コードの保守性の向上、そして実装の詳細を隠蔽することによるインターフェースの簡素化です。
Q. カプセル化の実現方法は?
A. JavaScriptでは、プライベート変数やメソッドを使用し、パブリックなゲッターとセッターメソッドを通じてのみアクセスを許可することで実現できます。ES2022以降では、'#'プレフィックスを使用してプライベートフィールドを宣言することも可能です。

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