Private

プライベート（オブジェクト指向）

意味非公開のアクセス修飾子

Privateとは？

Privateは、メンバ変数やメソッドがそのクラス内からのみアクセス可能であることを示すアクセス修飾子です。

Privateの具体的な使い方

プライベートプロパティとメソッドを定義する例

class BankAccount {
    #balance = 0;  // プライベートプロパティ

    #validateAmount(amount) {  // プライベートメソッド
        return typeof amount === 'number' && amount > 0;
    }

    deposit(amount) {
        if (this.#validateAmount(amount)) {
            this.#balance += amount;
            console.log(`Deposited ${amount}. New balance: ${this.#balance}`);
        } else {
            console.log('Invalid amount');
        }
    }

    getBalance() {
        return this.#balance;
    }
}

const account = new BankAccount();
account.deposit(100);
console.log(account.getBalance());
// 以下はエラーになります
// console.log(account.#balance);
// account.#validateAmount(50);

👇出力結果

Deposited 100. New balance: 100
100

BankAccount クラスでプライベートプロパティ '#balance' とプライベートメソッド '#validateAmount' を定義しています。これらはクラス外部からアクセスできません。

Privateに関するよくある質問

Q. Privateメソッドの利点は？

A. Privateメソッドの主な利点は、クラスの内部実装を隠蔽し、外部からの不適切なアクセスを防ぐことです。これにより、コードの安全性と保守性が向上します。

Q. JS でのPrivate実装方法は？

A. ES2022以降では、'#'プレフィックスを使用してプライベートフィールドやメソッドを宣言できます。それ以前のバージョンでは、クロージャやSymbolを使用して擬似的なプライベート機能を実現していました。

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