Promise.all()

プロミスオール（非同期処理）

意味複数処理の完了待ち

Promise.all()とは？

Promise.all()は、複数のPromiseオブジェクトが全て成功するのを待つためのメソッドです。

Promise.all()の具体的な使い方

複数の非同期処理を並行して実行する例

const fetchUser = (id) => {
  return new Promise((resolve) => {
    setTimeout(() => {
      resolve({ id: id, name: `ユーザー${id}` });
    }, Math.random() * 1000);
  });
};

const userIds = [1, 2, 3];
const userPromises = userIds.map(id => fetchUser(id));

Promise.all(userPromises)
  .then(users => {
    console.log('全てのユーザー情報:', users);
  })
  .catch(error => {
    console.error('エラーが発生しました:', error);
  });

👇出力結果

全てのユーザー情報: [
  { id: 1, name: 'ユーザー1' },
  { id: 2, name: 'ユーザー2' },
  { id: 3, name: 'ユーザー3' }
]

このコードでは、複数のユーザー情報を非同期で取得し、Promise.allを使用して全ての取得が完了するのを待っています。取得完了後、全てのユーザー情報をまとめて表示します。

Promise.all()に関するよくある質問

Q. Promise.allの主な用途は？

A. Promise.allは、複数の非同期処理を並行して実行し、全ての処理が完了するのを待つ場合に使用します。例えば、複数のAPIから同時にデータを取得する場合などに便利です。

Q. 全てのPromiseが成功しないと？

A. Promise.allは、渡されたPromiseのうち1つでも失敗（reject）すると、即座に失敗として扱われます。この場合、最初に失敗したPromiseのエラーがcatchハンドラに渡されます。

Q. Promise.allの戻り値の順序は？

A. Promise.allの結果は、渡されたPromiseの配列と同じ順序で結果が格納された配列になります。これは、個々のPromiseの完了順序に関係なく、元の順序が保持されることを意味します。

Q. 空の配列を渡すとどうなる？

A. Promise.allに空の配列を渡すと、即座に解決（resolve）される空の配列を返すPromiseが返されます。これは、「すべての要素」が既に完了しているとみなされるためです。

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