Promise.race()

プロミスレース（非同期処理）

意味最速処理の結果取得

Promise.race()とは？

Promise.race()は、複数のPromiseの中で最初に完了したものの結果またはエラーを返すメソッドです。

Promise.race()の具体的な使い方

複数の非同期処理のうち最初に完了したものを取得する例

<button onclick='usePromiseRace()'>Promise.raceの使用例</button>
<script>
function usePromiseRace() {
  const promise1 = new Promise((resolve) => setTimeout(() => resolve('1秒後に完了'), 1000));
  const promise2 = new Promise((resolve) => setTimeout(() => resolve('2秒後に完了'), 2000));
  const promise3 = new Promise((resolve, reject) => setTimeout(() => reject('3秒後にエラー'), 3000));

  Promise.race([promise1, promise2, promise3])
    .then((result) => {
      alert('最初に完了した処理: ' + result);
    })
    .catch((error) => {
      alert('エラーが発生しました: ' + error);
    });
}
</script>

3つの非同期処理（1秒後、2秒後、3秒後にそれぞれ完了）を競争させ、最初に完了したものの結果をアラートで表示します。この例では、1秒後の処理が最も早く完了するため、その結果が表示されます。

Promise.race()に関するよくある質問

Q. Promise.raceの使用目的は？

A. Promise.raceは複数の非同期処理のうち、最初に完了したものの結果を取得するために使用します。競争（race）のように、最初にゴールした処理の結果だけを利用したい場合に便利です。

Q. Promise.allとの違いは？

A. Promise.allは全ての非同期処理が完了するまで待ちますが、Promise.raceは最初に完了した処理の結果だけを返します。Promise.allは全ての結果が必要な場合に、Promise.raceは最速の結果のみが必要な場合に使用します。

Q. エラー処理はどうなりますか？

A. Promise.raceでは、最初にrejectされたPromiseのエラーがcatchブロックで捕捉されます。つまり、最初に完了した処理がエラーだった場合、そのエラーが結果として返されます。

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