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JavaScript - Object

Object.values()

オブジェクト・バリューズ(組み込みオブジェクト

意味 値の配列取得


Object.values()とは?

`Object.values()`メソッドは、指定されたオブジェクトの直接の列挙可能なプロパティの値を配列として返します。

Object.values()の具体的な使い方

ボタンクリックでオブジェクトの値を取得する例

<button onclick='valuesExample()'>Values Example</button>
<div id='result'></div>
<script>
function valuesExample() {
  const product = {
    name: 'スマートフォン',
    price: 50000,
    manufacturer: 'TechCo',
    inStock: true
  };
  const values = Object.values(product);
  document.getElementById('result').innerHTML = 
    '<p>商品情報の値:<br>' + values.join(', ') + '</p>' +
    '<p>値の数: ' + values.length + '</p>';
}
</script>

この例では、`product`オブジェクトのすべての値が配列として取得され、ページ上に表示されます。また、値の数も表示されます。

オブジェクトの値を使用して統計を計算する例

const grades = {
  数学: 85,
  国語: 90,
  英語: 78,
  理科: 92,
  社会: 88
};

const scores = Object.values(grades);

const totalScore = scores.reduce((sum, score) => sum + score, 0);
const averageScore = totalScore / scores.length;
const maxScore = Math.max(...scores);
const minScore = Math.min(...scores);

console.log('成績一覧:', scores);
console.log('合計点:', totalScore);
console.log('平均点:', averageScore.toFixed(2));
console.log('最高点:', maxScore);
console.log('最低点:', minScore);

console.log('\n文字列の値を持つオブジェクトの例:');
const fruits = { a: 'りんご', b: 'バナナ', c: 'オレンジ' };
const fruitValues = Object.values(fruits);
console.log('果物:', fruitValues);

👇出力結果

成績一覧: [85, 90, 78, 92, 88]
合計点: 433
平均点: 86.60
最高点: 92
最低点: 78

文字列の値を持つオブジェクトの例:
果物: ['りんご', 'バナナ', 'オレンジ']

この例では、まず`grades`オブジェクトの値(点数)を取得し、それを使用して合計点、平均点、最高点、最低点を計算しています。次に、文字列の値を持つオブジェクトに対して`Object.values()`を使用する例も示しています。

Object.values()に関するよくある質問

Q. Object.keys()との違いは?
A. Object.keys()はオブジェクトのプロパティ名(キー)を配列で返しますが、Object.values()はプロパティの値を配列で返します。
Q. 値の順序は保証される?
A. 値の順序は、対応するキーがObject.keys()で返される順序と同じです。ただし、JavaScriptのオブジェクトのプロパティ順序は必ずしも保証されないため、注意が必要です。
Q. シンボルキーの扱いは?
A. Object.values()はシンボルキーを無視します。シンボルキーに関連付けられた値を取得したい場合は、Object.getOwnPropertySymbols()を使用する必要があります。

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