Object.seal()

オブジェクト・シール（組み込みオブジェクト）

意味オブジェクト封印

Object.seal()とは？

`Object.seal()`メソッドは、オブジェクトを「封印」して、新しいプロパティの追加や既存のプロパティの削除を防ぎますが、既存のプロパティの値の変更は可能になります。

Object.seal()の具体的な使い方

Object.seal()でオブジェクトを封印する例

const user = {
  name: '佐藤花子',
  age: 25
};

Object.seal(user);

// 既存のプロパティの変更は可能
user.age = 26;
console.log(user.age); // 26

// 新しいプロパティの追加は不可能
user.email = '[email protected]';
console.log(user.email); // undefined

// プロパティの削除も不可能
delete user.name;
console.log(user.name); // '佐藤花子'

console.log(Object.isSealed(user)); // true

👇出力結果

26
undefined
'佐藤花子'
true

この例では、`user`オブジェクトを封印し、既存のプロパティの変更は可能ですが、新しいプロパティの追加や既存のプロパティの削除ができないことを示しています。

Object.seal()に関するよくある質問

Q. Object.seal()とfreeze()の違いは？

A. Object.seal()は既存のプロパティの値変更を許可しますが、Object.freeze()は値の変更も防ぎます。どちらも新しいプロパティの追加と既存のプロパティの削除を防ぎます。

Q. 封印は深い（ネストした）オブジェクトに影響する？

A. いいえ、Object.seal()は浅い操作です。直接のプロパティのみに影響し、ネストしたオブジェクトには影響しません。

Q. 封印されたオブジェクトを元に戻せる？

A. いいえ、Object.seal()の効果を直接元に戻す方法はありません。封印を解除するには、オブジェクトの内容をコピーして新しいオブジェクトを作成する必要があります。

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