Number.isFinite()

ナンバー・イズフィニット（組み込みオブジェクト）

意味有限数判定関数

Number.isFinite()とは？

`Number.isFinite()`メソッドは、与えられた値が有限数であるかどうかを判定します。

Number.isFinite()の具体的な使い方

様々な値の有限数判定

console.log(Number.isFinite(100));
console.log(Number.isFinite(0));
console.log(Number.isFinite(Infinity));
console.log(Number.isFinite(-Infinity));
console.log(Number.isFinite(NaN));
console.log(Number.isFinite('100'));

👇出力結果

true
true
false
false
false
false

この例では、様々な値に対してNumber.isFinite()を使用し、それらが有限数であるかどうかを判定します。

isFinite()とNumber.isFinite()の違い

console.log('グローバルisFinite:');
console.log(isFinite(100));
console.log(isFinite('100'));

console.log('Number.isFinite:');
console.log(Number.isFinite(100));
console.log(Number.isFinite('100'));

👇出力結果

グローバルisFinite:
true
true
Number.isFinite:
true
false

この例では、グローバルのisFinite()関数とNumber.isFinite()メソッドの動作の違いを示します。

計算結果の有限数判定

<button onclick='checkDivision()'>除算結果をチェック</button>
<div id='result'></div>
<script>
function checkDivision() {
  const numerator = 10;
  const denominator = 0;
  const result = numerator / denominator;
  const isFiniteResult = Number.isFinite(result);
  document.getElementById('result').innerText = `${numerator} / ${denominator} の結果は有限数ですか？ ${isFiniteResult}`;
}
</script>

この例では、10を0で割った結果が有限数であるかどうかを判定し、結果を表示します。

Number.isFinite()に関するよくある質問

Q. isFinite()との違いは？

A. Number.isFinite()はより厳密で、引数が実際に有限の数値である場合のみtrueを返します。グローバルのisFinite()関数は、引数をまず数値に変換しようとするため、数値に変換可能な文字列などに対してもtrueを返すことがあります。

Q. なぜ有限数の判定が必要？

A. プログラムの計算結果が有効な範囲内にあるかを確認する際に使用します。例えば、ゼロ除算や非常に大きな数値演算の結果が無限大になっていないかをチェックするのに役立ちます。

Q. NaNは有限数？

A. いいえ、NaNは有限数ではありません。Number.isFinite(NaN)はfalseを返します。NaNは数値ではないため、有限でも無限でもありません。

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