{category}

JavaScript - MapとSet

WeakMap

ウィークマップ(組み込みオブジェクト

意味 弱参照のキー値コレクション


WeakMapとは?

WeakMapオブジェクトはキーと値のペアのコレクションで、キーはオブジェクトのみであり、弱参照として保持されます。

WeakMapの具体的な使い方

WeakMapの基本的な使用例

const weakMap = new WeakMap();

let obj1 = { name: '田中' };
let obj2 = { name: '佐藤' };

weakMap.set(obj1, '社員');
weakMap.set(obj2, '管理者');

console.log(weakMap.get(obj1));
console.log(weakMap.get(obj2));

obj1 = null; // obj1への参照を削除

// WeakMapは列挙できないため、以下のようなループは不可能
// for (let [key, value] of weakMap) {
//   console.log(key, value);
// }

👇出力結果

社員
管理者

この例では、WeakMapを作成し、オブジェクトをキーとして値を設定しています。get()メソッドで値を取得できます。オブジェクトへの参照を削除すると、WeakMap内のそのエントリーも自動的に削除される可能性があります。

WeakMapに関するよくある質問

Q. WeakMapとMapの違いは?
A. WeakMapはキーが弱参照で、ガベージコレクションの対象になります。また、WeakMapはイテラブルではありません。一方、Mapはキーが強参照で、イテラブルです。
Q. WeakMapのキーに使えるのは?
A. WeakMapのキーにはオブジェクトのみが使用できます。プリミティブ値(文字列、数値など)は使用できません。
Q. WeakMapはいつ使うべき?
A. オブジェクトに関連データを格納し、そのオブジェクトが不要になった時に自動的にデータも削除したい場合に使用します。メモリリークを防ぐのに役立ちます。

WeakMapが学べる書籍の紹介

「プログラミング単語帳」を使って、プログラミングの単語を英単語のように学習してみませんか?
プログラミング単語帳には、JavaScriptのWeakMapやMap、array.indexOf()、Object.freeze()、などのような実務でよく使われる単語が数百以上収録されています。
この書籍には、プログラミングの単語の意味や読み方、単語の使い方がわかる例文などが掲載されており、いつでもどこでもプログラミングの学習ができます。

よく使われる単語にだけ絞って学習することができるので、効率的にプログラミングが学習できます。

1日5分の暗記でプログラミンが身に付く!プログラミング単語帳 公式ストアで発売中!

HTML編、CSS編、JavaScript編、PHP編、Ruby編、その他単語編の6シリーズ分が公式ストアにて販売中です。気になった方はぜひ購入してみてください。


JavaScriptを学べる「プログラミング単語帳」アプリ

プログラミング単語帳がアプリになりました!JavaScriptはもちろん、10種類のプログラミング言語の中から、よく使われる単語をスマホで学習できます。

収録単語は2,000単語以上!
現在は、HTML、CSS、JavaScirpt、PHP、Laravel、Ruby、Python、MySQL、Linux、など10カテゴリーの単語帳が1つのアプリに収録されています。

いつでも、どこでも、隙間時間を有効活用して、プログラミングを効率的に学べるので、ぜひダウンロードしてみてください。

2024年7月アップデート情報:「Laravel」カテゴリーが追加されましました!

2024年8月アップデート情報:「MySQL」「Linux」カテゴリーが追加されましました!


関連するそのほかの単語

Map

キーと値のコレクション

種類: MapとSet

array.indexOf()

要素の位置を検索

種類: Array

Object.freeze()

オブジェクトの固定

種類: Object

touchmove

画面に触れている指を動かしたときに起こるイベント。

種類: ユーザーインタラクションイベント

setInterval()

指定時間ごとに関数を繰り返し実行

種類: その他の非同期機能