WeakSet

ウィークセット（組み込みオブジェクト）

意味弱参照の値の集合

WeakSetとは？

WeakSetオブジェクトはオブジェクトのコレクションで、各オブジェクトは弱参照として保持されます。

WeakSetの具体的な使い方

WeakSetの基本的な使用例

const weakSet = new WeakSet();

let obj1 = { name: '山田' };
let obj2 = { name: '鈴木' };

weakSet.add(obj1);
weakSet.add(obj2);

console.log(weakSet.has(obj1));
console.log(weakSet.has(obj2));

obj1 = null; // obj1への参照を削除

// WeakSetは列挙できないため、以下のようなループは不可能
// for (let item of weakSet) {
//   console.log(item);
// }

👇出力結果

true
true

この例では、WeakSetを作成し、オブジェクトを追加しています。has()メソッドでオブジェクトの存在を確認できます。オブジェクトへの参照を削除すると、WeakSet内のそのオブジェクトも自動的に削除される可能性があります。

WeakSetに関するよくある質問

Q. WeakSetとSetの違いは？

A. WeakSetは要素が弱参照で、ガベージコレクションの対象になります。また、WeakSetはイテラブルではありません。一方、Setは要素が強参照で、イテラブルです。

Q. WeakSetに追加できるのは？

A. WeakSetにはオブジェクトのみを追加できます。プリミティブ値（文字列、数値など）は追加できません。

Q. WeakSetの使用例は？

A. オブジェクトの一意性を保証したい場合や、オブジェクトが特定の条件を満たしているかをチェックする際に使用します。オブジェクトが不要になった時に自動的に集合から削除されるため、メモリ管理に役立ちます。

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