yield
イールド(制御構造)
意味 値を生成して返す
yieldとは?
yieldは、ジェネレータ関数内で使用される言語構造です。関数の実行を一時停止し、指定された値を呼び出し元に返します。その後、関数の状態を保持したまま、次の呼び出しで続きから実行を再開できます。大量のデータを扱う際のメモリ効率化に役立ちます。
yieldの具体的な使い方
大きな範囲の数値生成
function rangeGenerator($start, $end) {
for ($i = $start; $i <= $end; $i++) {
yield $i;
}
}
$generator = rangeGenerator(1, 1000000);
$count = 0;
foreach ($generator as $number) {
$count++;
if ($count <= 5) {
echo $number . ' ';
} elseif ($count == 6) {
echo '...';
break;
}
}
echo "\n生成された数の総数: " . $count;
👇出力結果
1 2 3 4 5 ...
生成された数の総数: 6
この例では、rangeGenerator関数が大きな範囲の数値を生成します。yieldを使用することで、すべての数値をメモリに保持せずに効率的に処理できます。最初の5つの数字のみを表示し、処理した数の総数を出力します。
無限シーケンスの生成
function fibonacciGenerator() {
$a = 0;
$b = 1;
while (true) {
yield $a;
[$a, $b] = [$b, $a + $b];
}
}
$fibonacci = fibonacciGenerator();
$count = 0;
foreach ($fibonacci as $number) {
echo $number . ' ';
$count++;
if ($count >= 10) break;
}
👇出力結果
0 1 1 2 3 5 8 13 21 34
この例では、fibonacciGenerator関数が無限のフィボナッチ数列を生成します。yieldを使用することで、必要な数だけ生成し、処理を制御できます。最初の10個のフィボナッチ数を表示します。
yieldに関するよくある質問
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