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PHP - 型宣言

declare(strict_types=1)

デクレア ストリクト タイプス イコール イチ(データ型と型操作

意味 厳密な型チェックを有効化


declare(strict_types=1)とは?

PHPファイルの先頭で使用され、厳密な型チェックを有効にする宣言です。これにより、関数の引数や戻り値の型が厳密にチェックされ、型の不一致があるとエラーが発生します。

declare(strict_types=1)の具体的な使い方

strict_typesの使用例と型の厳密なチェック

<?php
declare(strict_types=1);

// 整数の加算を行う関数
function add(int $a, int $b): int {
    return $a + $b;
}

// 文字列の連結を行う関数
function concatenate(string $str1, string $str2): string {
    return $str1 . $str2;
}

try {
    echo "正しい型の引数を使用: " . add(5, 3) . "\n";
    echo "文字列の連結: " . concatenate("Hello, ", "World!") . "\n";
    
    // 誤った型の引数を使用
    echo add(5, '3') . "\n";
} catch (TypeError $e) {
    echo "エラー: " . $e->getMessage() . "\n";
}

try {
    // 誤った型の引数を使用(文字列関数に数値を渡す)
    echo concatenate("Hello, ", 123) . "\n";
} catch (TypeError $e) {
    echo "エラー: " . $e->getMessage() . "\n";
}

// 戻り値の型チェック
function getValue(): string {
    return 42; // 整数を返そうとする
}

try {
    echo getValue();
} catch (TypeError $e) {
    echo "エラー: " . $e->getMessage() . "\n";
}

👇出力結果

正しい型の引数を使用: 8
文字列の連結: Hello, World!
エラー: Argument #2 ($b) must be of type int, string given, called in /path/to/script.php on line 18
エラー: Argument #2 ($str2) must be of type string, int given, called in /path/to/script.php on line 25
エラー: Return value of getValue() must be of type string, int returned

この例では、strict_typesを有効にして、関数の引数と戻り値の型を厳密にチェックしています。整数の加算を行うadd関数と文字列の連結を行うconcatenate関数を定義し、正しい型と誤った型の引数を渡した場合の動作を示しています。また、戻り値の型チェックも行っています。strict_typesが有効な場合、型の不一致があるとTypeErrorが発生します。これにより、コードの信頼性が向上し、型関連のバグを早期に発見できます。

declare(strict_types=1)に関するよくある質問

Q. strict_typesの利点は何ですか?
A. コードの信頼性と予測可能性が向上し、型関連のバグを早期に発見できます。また、コードの自己文書化にも役立ちます。
Q. strict_typesはグローバルに適用?
A. いいえ、strict_typesはファイルごとに適用されます。宣言したファイル内でのみ有効で、他のファイルには影響しません。
Q. strict_typesと型宣言の違いは?
A. 型宣言は関数の引数や戻り値の型を指定しますが、strict_typesはその型チェックの厳密さを制御します。strict_typesがないと、PHPは暗黙の型変換を試みます。

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