(array)

アレイ（データ型と型操作）

意味配列への型変換

(array)とは？

(array)は、PHPで他のデータ型を配列に変換するための型キャスト演算子です。変数の前に(array)を付けることで、その変数の値を配列として扱うことができます。

(array)の具体的な使い方

スカラー値を配列に変換

$scalar = 'Hello';
$array = (array)$scalar;

echo "変換前の型: " . gettype($scalar) . ", 値: $scalar\n";
echo "変換後の型: " . gettype($array) . ", 内容:\n";
print_r($array);

👇出力結果

変換前の型: string, 値: Hello
変換後の型: array, 内容:
Array
(
    [0] => Hello
)

この例では、文字列'Hello'を配列に変換しています。変換後は、元の値が配列の最初の要素として含まれます。

オブジェクトを配列に変換

class Person {
    public $name = 'John';
    private $age = 30;
}

$person = new Person();
$array = (array)$person;

echo "変換前の型: " . gettype($person) . "\n";
echo "変換後の型: " . gettype($array) . ", 内容:\n";
print_r($array);

👇出力結果

変換前の型: object
変換後の型: array, 内容:
Array
(
    [name] => John
    [Personage] => 30
)

この例では、Personオブジェクトを配列に変換しています。公開プロパティはそのまま配列のキーになりますが、非公開プロパティは特殊な形式で変換されます。

(array)に関するよくある質問

Q. (array)はどんな時に使う？

A. スカラー値（文字列や数値）を配列の要素として扱いたい場合や、オブジェクトのプロパティを配列として扱いたい場合に使用します。

Q. nullを(array)変換するとどうなる？

A. nullを(array)で変換すると、空の配列になります。つまり、array()と同じ結果になります。

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