break

ブレイク（制御構造）

意味ループを即座に終了

breakとは？

breakは、ループ処理を途中で強制的に終了させる命令です。条件が満たされた時点でループから抜け出したい場合に使います。

breakの具体的な使い方

ループの途中終了

for ($i = 1; $i <= 10; $i++) {
    if ($i == 5) {
        break;
    }
    echo $i . ' ';
}
echo "ループ終了";

👇出力結果

1 2 3 4 ループ終了

この例では、1から10まで数える予定でしたが、$iが5になった時点でbreakによってループが終了します。結果として、「1 2 3 4」が出力された後、「ループ終了」と表示されます。

多重ループからの脱出

for ($i = 1; $i <= 3; $i++) {
    for ($j = 1; $j <= 3; $j++) {
        if ($i * $j == 6) {
            echo "6を見つけました！\n";
            break 2;
        }
        echo "$i * $j = " . ($i * $j) . "\n";
    }
}
echo "ループ終了";

👇出力結果

1 * 1 = 1
1 * 2 = 2
1 * 3 = 3
2 * 1 = 2
2 * 2 = 4
2 * 3 = 6
6を見つけました！
ループ終了

この例では、2つのネストしたループを使用しています。内部ループで$i * $jが6になった時点で、break 2を使用して両方のループから一度に抜け出します。

breakに関するよくある質問

Q. breakはどんな時に使うの？

A. breakは、ループ内で特定の条件が満たされた時に、そのループを即座に終了させたい場合に使います。例えば、配列内で特定の要素を見つけたらすぐに探索を終了したい場合などに有用です。

Q. breakとreturnの違いは？

A. breakはループを終了させますが、関数の実行は続きます。一方、returnは関数全体の実行を終了し、指定された値を返します。ループ内でreturnを使用すると、そのループと関数の両方が終了します。

Q. 複数のループを一度に抜けられる？

A. はい、breakに数値引数を渡すことで、複数のネストされたループを一度に抜けることができます。例えば、break 2; とすると、2つのループを同時に抜けます。ただし、この使用法は可読性を損なう可能性があるので、慎重に使用する必要があります。

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