__get()

ゲット（オブジェクト指向プログラミング）

意味未定義プロパティの取得

__get()とは？

__get()は、PHPのマジックメソッドの一つです。クラス内で未定義または非公開のプロパティにアクセスしようとした際に自動的に呼び出されるメソッドです。

__get()の具体的な使い方

動的なプロパティアクセスの実装

class User {
    private $data = [
        'name' => '山田太郎',
        'age' => 30,
        'email' => '[email protected]'
    ];

    public function __get($property) {
        if (array_key_exists($property, $this->data)) {
            return $this->data[$property];
        }
        return null;
    }
}

$user = new User();
echo "名前: {$user->name}\n";
echo "年齢: {$user->age}\n";
echo "メール: {$user->email}\n";
echo "住所: {$user->address}\n"; // 存在しないプロパティ

👇出力結果

名前: 山田太郎
年齢: 30
メール: [email protected]
住所:

この例では、__get()メソッドを使って、private配列$dataの要素に外部からアクセスできるようにしています。存在しないプロパティにアクセスした場合はnullを返します。これにより、オブジェクトの内部データを保護しつつ、柔軟なプロパティアクセスを実現しています。

__get()に関するよくある質問

Q. __get()の役割は何？

A. __get()メソッドは、クラス内で未定義または非公開のプロパティにアクセスしようとした際に自動的に呼び出されます。これにより、存在しないプロパティへのアクセスをカスタマイズしたり、プロパティへのアクセスを制御したりできます。

Q. __get()の引数$propertyとは？

A. $propertyは、アクセスしようとしているプロパティの名前を表す文字列です。この引数を使用して、どのプロパティにアクセスしようとしているかを判断し、適切な値を返すことができます。

Q. __get()でエラーを防げる？

A. はい、__get()メソッドを使用することで、存在しないプロパティへのアクセス時にエラーを防ぐことができます。存在しないプロパティにアクセスした場合でも、__get()メソッド内で適切に処理することで、エラーの代わりにnullや他の値を返すことができます。

__get()が学べる書籍の紹介

「プログラミング単語帳」を使って、プログラミングの単語を英単語のように学習してみませんか？
プログラミング単語帳には、PHPの__get()や__set()、private、extends、などのような実務でよく使われる単語が数百以上収録されています。
この書籍には、プログラミングの単語の意味や読み方、単語の使い方がわかる例文などが掲載されており、いつでもどこでもプログラミングの学習ができます。

よく使われる単語にだけ絞って学習することができるので、効率的にプログラミングが学習できます。