error_reporting()

エラーリポーティング（エラー処理・デバッグ・テスト）

意味エラー報告レベルの設定

error_reporting()とは？

error_reporting()関数は、PHPスクリプトの実行中に報告されるエラーの種類を設定します。開発時にはすべてのエラーを表示し、本番環境では重要なエラーのみを表示するなど、状況に応じて適切に設定できます。

error_reporting()の具体的な使い方

開発環境での全エラー表示

// 開発環境で全てのエラーを表示
error_reporting(E_ALL);

// 未定義の変数を使用
$name = $undefinedVariable;
echo "Hello, {$name}!";

👇出力結果

Notice: Undefined variable $undefinedVariable in /path/to/script.php on line 5
Hello, !

この例では、開発環境で全てのエラーを表示するように設定しています。未定義の変数を使用することで、警告（Notice）が表示されます。これにより、開発中のバグを早期に発見できます。

本番環境でのエラー設定

// 本番環境で重大なエラーのみを表示
error_reporting(E_ERROR | E_PARSE);

// 未定義の変数を使用
$name = $undefinedVariable;
echo "Hello, {$name}!";

👇出力結果

Hello, !

この例では、本番環境で重大なエラー（致命的なエラーと構文解析エラー）のみを表示するように設定しています。未定義変数の使用による警告は表示されません。これにより、ユーザーに不要なエラー情報を表示せずにサービスを提供できます。

error_reporting()に関するよくある質問

Q. error_reporting()の引数は？

A. error_reporting()の引数には、報告したいエラーレベルを指定します。例えば、E_ALLはすべてのエラーを報告し、E_ERROR | E_WARNINGはエラーと警告のみを報告します。

Q. 開発時と本番環境での設定の違い

A. 開発時は通常、error_reporting(E_ALL)を使用してすべてのエラーを表示します。本番環境では、error_reporting(E_ERROR | E_PARSE)のように、重大なエラーのみを報告するよう設定することが一般的です。

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