finally
ファイナリー(エラー処理・デバッグ・テスト)
意味 例外の有無に関わらず実行
finallyとは?
finallyは、例外処理において、例外の発生有無に関わらず必ず実行されるコードブロックを定義するためのキーワードです。
finallyの具体的な使い方
リソース解放の保証
function processFile($filename) {
$file = fopen($filename, 'r');
try {
// ファイル処理
$content = fread($file, filesize($filename));
if (strpos($content, 'error') !== false) {
throw new Exception('ファイル内にエラーが見つかりました');
}
echo "ファイル処理成功\n";
} catch (Exception $e) {
echo '例外発生: ' . $e->getMessage() . "\n";
} finally {
// ファイルを必ず閉じる
fclose($file);
echo "ファイルを閉じました\n";
}
}
processFile('test.txt');
👇出力結果
例外発生: ファイル内にエラーが見つかりました
ファイルを閉じました
この例では、ファイルを開いて処理を行い、例外が発生してもしなくても、finallyブロックでファイルを確実に閉じています。これにより、リソースリークを防ぐことができます。
データベース接続の管理
function queryDatabase() {
$conn = new mysqli('localhost', 'user', 'password', 'database');
try {
if ($conn->connect_error) {
throw new Exception('データベース接続エラー: ' . $conn->connect_error);
}
$result = $conn->query('SELECT * FROM users');
if ($result === false) {
throw new Exception('クエリ実行エラー: ' . $conn->error);
}
echo "クエリ実行成功\n";
} catch (Exception $e) {
echo '例外発生: ' . $e->getMessage() . "\n";
} finally {
// データベース接続を必ず閉じる
$conn->close();
echo "データベース接続を閉じました\n";
}
}
queryDatabase();
👇出力結果
クエリ実行成功
データベース接続を閉じました
この例では、データベース操作を行う際に、接続やクエリ実行で発生する可能性のある例外を処理しています。finallyブロックを使用して、例外が発生しても接続が確実に閉じられるようにしています。
finallyに関するよくある質問
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