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PHP - PDO

PDOStatement::fetchAll()

ピーディーオー ステートメント フェッチオール(データベースとSQL

意味 全ての結果行を取得


PDOStatement::fetchAll()とは?

PDOStatement::fetchAll()メソッドは、結果セットの残りの全ての行を取得し、配列として返します。大量のデータを一度に処理する必要がある場合に便利ですが、メモリ使用量に注意が必要です。

PDOStatement::fetchAll()の具体的な使い方

全行一括取得の例

$pdo = new PDO('mysql:host=localhost;dbname=mydb', 'username', 'password');

$stmt = $pdo->query('SELECT name, department FROM employees');
$employees = $stmt->fetchAll(PDO::FETCH_ASSOC);

foreach ($employees as $employee) {
    echo "名前: {$employee['name']}, 部署: {$employee['department']}\n";
}

echo "\n全従業員数: " . count($employees) . "人";

👇出力結果

名前: 田中一郎, 部署: 営業部
名前: 佐藤美咲, 部署: 経理部
名前: 高橋健太, 部署: 開発部
名前: 渡辺真由, 部署: 人事部

全従業員数: 4人

この例では、PDOStatement::fetchAll()メソッドを使用して、employeesテーブルから全ての従業員の名前と部署を一度に取得しています。PDO::FETCH_ASSOCを使用して結果を連想配列の配列として取得し、foreachループで各従業員の情報を表示しています。最後に、全従業員数も表示しています。

グループ化して取得する例

$pdo = new PDO('mysql:host=localhost;dbname=mydb', 'username', 'password');

$stmt = $pdo->query('SELECT department, COUNT(*) as count FROM employees GROUP BY department');
$departmentCounts = $stmt->fetchAll(PDO::FETCH_KEY_PAIR);

echo "部署別従業員数:\n";
foreach ($departmentCounts as $department => $count) {
    echo "{$department}: {$count}人\n";
}

echo "\n部署数: " . count($departmentCounts) . "部署";

👇出力結果

部署別従業員数:
営業部: 10人
経理部: 5人
開発部: 15人
人事部: 3人

部署数: 4部署

この例では、PDOStatement::fetchAll()メソッドを使用して、部署ごとの従業員数を取得しています。PDO::FETCH_KEY_PAIRを使用して、部署名をキー、従業員数を値とする連想配列として結果を取得しています。各部署の従業員数と、全部署数を表示しています。

PDOStatement::fetchAll()に関するよくある質問

Q. fetchAll()とfetch()の違いは?
A. fetchAll()は全ての結果行を一度に取得して配列として返しますが、fetch()は1行ずつ取得します。大量のデータを扱う場合、fetchAll()はメモリ使用量に注意が必要です。
Q. fetchAll()の返り値の形式は?
A. fetchAll()の返り値は、デフォルトでは2次元配列です。引数にPDO::FETCH_ASSOCなどのフェッチモードを指定することで、返り値の形式を変更できます。
Q. fetchAll()でメモリ不足になったら?
A. 大量のデータを扱う場合、fetchAll()の代わりにfetch()を使用してループで1行ずつ処理することをお勧めします。また、LIMITを使用してクエリの結果を制限することも有効です。

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