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PHP - 入力検証

filter_var()

フィルターバー(Web開発とセキュリティ

意味 データの検証と整形


filter_var()とは?

filter_var()は、PHPの組み込み関数で、変数のフィルタリングや検証を行うために使用されます。この関数は、メールアドレス、URL、整数など、様々な種類のデータを検証したり、特定の形式に変換したりすることができます。Webアプリケーションのセキュリティを向上させる上で非常に重要な役割を果たします。

filter_var()の具体的な使い方

メールアドレスと整数の検証

$email = '[email protected]';
$int = '42';

// メールアドレスの検証
if (filter_var($email, FILTER_VALIDATE_EMAIL)) {
    echo "有効なメールアドレス: {$email}\n";
} else {
    echo "無効なメールアドレス\n";
}

// 整数の検証
$filtered_int = filter_var($int, FILTER_VALIDATE_INT);
if ($filtered_int !== false) {
    echo "有効な整数: {$filtered_int}\n";
} else {
    echo "無効な整数\n";
}

👇出力結果

有効なメールアドレス: [email protected]
有効な整数: 42

この例では、filter_var()関数を使用してメールアドレスと整数の検証を行っています。まず、メールアドレスの形式が正しいかをFILTER_VALIDATE_EMAILフィルタで確認し、次に文字列が整数として有効かをFILTER_VALIDATE_INTフィルタで検証しています。これにより、ユーザー入力の安全性を確保し、不正なデータの混入を防ぐことができます。

URLの検証とサニタイズ

$url = 'https://www.example.com/page?param=value';
$dirty_string = '<script>alert("XSS");</script>';

// URLの検証
if (filter_var($url, FILTER_VALIDATE_URL)) {
    echo "有効なURL: {$url}\n";
} else {
    echo "無効なURL\n";
}

// 文字列のサニタイズ
$clean_string = filter_var($dirty_string, FILTER_SANITIZE_STRING);
echo "サニタイズされた文字列: {$clean_string}\n";

👇出力結果

有効なURL: https://www.example.com/page?param=value
サニタイズされた文字列: alert("XSS");

この例では、filter_var()関数を使用してURLの検証と文字列のサニタイズを行っています。FILTER_VALIDATE_URLフィルタでURLの形式が正しいかを確認し、FILTER_SANITIZE_STRINGフィルタで潜在的に危険なHTMLやPHPタグを除去しています。これらの操作は、Webアプリケーションのセキュリティを向上させる上で非常に重要です。

filter_var()に関するよくある質問

Q. filter_var()の主な用途は?
A. filter_var()の主な用途は、変数の検証と整形です。特にユーザー入力のような外部データを処理する際に、データの型や形式が正しいかを確認したり、不要な文字を取り除いたりするのに使用されます。
Q. フィルタの種類は何がある?
A. filter_var()には多くのフィルタがあります。主なものには、FILTER_VALIDATE_EMAIL(メールアドレスの検証)、FILTER_VALIDATE_INT(整数の検証)、FILTER_VALIDATE_URL(URLの検証)、FILTER_SANITIZE_STRING(文字列のサニタイズ)などがあります。
Q. falseが返された時の意味は?
A. filter_var()がfalseを返した場合、通常は入力値が指定されたフィルタの条件を満たしていないことを意味します。ただし、フィルタによっては0や空文字列なども有効な値として認識されることがあるため、厳密な判定には===(厳密な等価演算子)を使用することが推奨されます。

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