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PHP - 設定ファイル

php.ini

ピーエイチピー・イニ(PHP設定

意味 PHPの設定ファイル


php.iniとは?

php.iniは、PHPの動作を制御するための主要な設定ファイルです。このファイルでは、メモリ使用量、エラー報告レベル、セッション設定など、PHPの様々な動作を細かく調整することができます。

php.iniの具体的な使い方

php.ini基本設定例

; メモリ制限を256MBに設定
memory_limit = 256M

; 全てのエラーを報告
error_reporting = E_ALL

; エラーをブラウザに表示(開発環境用)
display_errors = On

; エラーをログに記録
log_errors = On
error_log = /path/to/php_error.log

; アップロードファイルの最大サイズを20MBに設定
upload_max_filesize = 20M
post_max_size = 20M

; セッションの有効期限を1時間に設定
session.gc_maxlifetime = 3600

; タイムゾーンを東京に設定
date.timezone = "Asia/Tokyo"

この例では、PHPの重要な設定項目をいくつか示しています。メモリ制限、エラー報告、ファイルアップロード制限、セッション設定、タイムゾーンなどを設定しています。これらの設定により、アプリケーションのパフォーマンス、デバッグ効率、セキュリティが向上します。実際の運用では、環境に応じて適切な値を設定することが重要です。

php.iniに関するよくある質問

Q. php.iniはどこにあるの?
A. php.iniの場所は環境によって異なります。PHPの設定情報を表示する phpinfo() 関数を使用すると、現在使用されている php.ini ファイルの場所を確認できます。一般的な場所としては、/etc/php.ini(Unix系)や C:\php\php.ini(Windows)などがあります。
Q. php.iniを編集後、反映されない
A. php.iniを編集した後、変更を反映させるにはWebサーバー(Apache、Nginxなど)を再起動する必要があります。また、PHPがFastCGIモードで動作している場合は、PHP-FPMサービスの再起動が必要な場合もあります。
Q. 開発環境と本番環境の設定の違い
A. 開発環境と本番環境では、一般的に以下のような設定の違いがあります: ・開発環境: エラー表示をON、デバッグモードON、メモリ制限緩め ・本番環境: エラー表示をOFF(ログにのみ記録)、デバッグモードOFF、セキュリティ設定厳格化、パフォーマンス最適化 それぞれの環境に適した php.ini を用意し、セキュリティとパフォーマンスのバランスを取ることが重要です。

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