Float
フロート(データ型とリテラル)
意味 小数点を含む数値を表す型
Floatとは?
Floatは、Rubyで小数点を含む数値(浮動小数点数)を表すためのデータ型です。科学的な計算や、正確な小数点以下の値が必要な場合に使用されます。ただし、浮動小数点数の性質上、計算結果が完全に正確でない場合があることに注意が必要です。
Floatの具体的な使い方
浮動小数点数の基本例
pi = 3.14159
temperature = -2.5
puts "円周率: #{pi}"
puts "気温: #{temperature}℃"
puts "指数表記: #{1.23e-4}"
👇出力結果
円周率: 3.14159
気温: -2.5℃
指数表記: 0.000123
この例では、piという変数に円周率の近似値3.14159を代入し、temperatureという変数にマイナス2.5度を表す-2.5という浮動小数点数を代入しています。また、指数表記を用いた浮動小数点数の例も示しています。
浮動小数点数の計算例と精度の問題
x = 0.1
y = 0.2
puts "加算: #{x + y}"
puts "減算: #{x - y}"
puts "乗算: #{x * y}"
puts "除算: #{x / y}"
# 精度の問題の例
puts "0.1 + 0.2 == 0.3: #{0.1 + 0.2 == 0.3}"
👇出力結果
加算: 0.3
減算: -0.1
乗算: 0.02
除算: 0.5
0.1 + 0.2 == 0.3: false
この例では、浮動小数点数の基本的な算術演算を示しています。加算、減算、乗算、除算を行っています。また、浮動小数点数の精度の問題も示しています。0.1 + 0.2が厳密に0.3にならないことに注意してください。
Floatに関するよくある質問
Floatが学べる書籍の紹介
「プログラミング単語帳」を使って、プログラミングの単語を英単語のように学習してみませんか?
プログラミング単語帳には、RubyのFloatやnil、Integer、Hash、などのような実務でよく使われる単語が数百以上収録されています。
この書籍には、プログラミングの単語の意味や読み方、単語の使い方がわかる例文などが掲載されており、いつでもどこでもプログラミングの学習ができます。
よく使われる単語にだけ絞って学習することができるので、効率的にプログラミングが学習できます。
HTML編、CSS編、JavaScript編、PHP編、Ruby編、その他単語編の6シリーズ分が公式ストアにて販売中です。気になった方はぜひ購入してみてください。
Rubyを学べる「プログラミング単語帳」アプリ
プログラミング単語帳がアプリになりました!Rubyはもちろん、10種類のプログラミング言語の中から、よく使われる単語をスマホで学習できます。
収録単語は2,000単語以上!
現在は、HTML、CSS、JavaScirpt、PHP、Laravel、Ruby、Python、MySQL、Linux、など10カテゴリーの単語帳が1つのアプリに収録されています。
いつでも、どこでも、隙間時間を有効活用して、プログラミングを効率的に学べるので、ぜひダウンロードしてみてください。
2024年7月アップデート情報:「Laravel」カテゴリーが追加されましました!
2024年8月アップデート情報:「MySQL」「Linux」カテゴリーが追加されましました!