String

ストリング（データ型とリテラル）

意味文字列を表すデータ型

Stringとは？

Stringは、Rubyで文字列を表すためのデータ型です。文字、単語、文章など、テキストデータを扱うために使用されます。Stringは非常に柔軟で、様々なメソッドを持っており、文字列の操作や加工が簡単に行えます。

Stringの具体的な使い方

文字列の基本的な使用例

greeting = "Hello, Ruby!"
name = 'Alice'

puts greeting
puts "My name is #{name}"

multiline = <<-EOT
これは複数行の
文字列です。
ヒアドキュメントと呼ばれます。
EOT

puts multiline

👇出力結果

Hello, Ruby!
My name is Alice
これは複数行の
文字列です。
ヒアドキュメントと呼ばれます。

この例では、様々な方法で文字列を作成しています。ダブルクォーテーション、シングルクォーテーション、そしてヒアドキュメントを使用しています。ダブルクォーテーションでは式展開（#{...}）が使えることも示しています。

文字列の操作例

text = "Ruby is fun"

puts "長さ: #{text.length}"
puts "大文字: #{text.upcase}"
puts "小文字: #{text.downcase}"
puts "先頭の大文字化: #{text.capitalize}"
puts "置換: #{text.gsub('fun', 'awesome')}"
puts "分割: #{text.split.inspect}"
puts "部分文字列: #{text[0..3]}"
puts "繰り返し: #{text * 2}"

👇出力結果

長さ: 12
大文字: RUBY IS FUN
小文字: ruby is fun
先頭の大文字化: Ruby is fun
置換: Ruby is awesome
分割: ["Ruby", "is", "fun"]
部分文字列: Ruby
繰り返し: Ruby is funRuby is fun

この例では、文字列に対する様々な操作を示しています。文字列の長さ取得、大文字・小文字変換、先頭の大文字化、文字列置換、分割、部分文字列の取得、文字列の繰り返しなどを行っています。

Stringに関するよくある質問

Q. シングルとダブルクォートの違いは？

A. 主な違いは式展開とエスケープシーケンスの扱いです。ダブルクォートは式展開（#{...}）とエスケープシーケンス（\n等）を認識しますが、シングルクォートは基本的にそのまま文字列として扱います。

Q. 文字列の結合方法は？

A. 文字列の結合には+演算子や<<メソッドを使用できます。例：'Hello ' + 'World' または 'Hello ' << 'World'

Q. 文字列から部分文字列を取得するには？

A. インデックスや範囲を使って部分文字列を取得できます。例：'Ruby'[0..1]は'Ru'を返します。

Stringが学べる書籍の紹介

「プログラミング単語帳」を使って、プログラミングの単語を英単語のように学習してみませんか？
プログラミング単語帳には、RubyのStringやInteger、Float、Regexp、などのような実務でよく使われる単語が数百以上収録されています。
この書籍には、プログラミングの単語の意味や読み方、単語の使い方がわかる例文などが掲載されており、いつでもどこでもプログラミングの学習ができます。

よく使われる単語にだけ絞って学習することができるので、効率的にプログラミングが学習できます。