Array

アレイ（データ型とリテラル）

意味複数の要素を順序付けて格納

Arrayとは？

Arrayは、Rubyで複数の要素を順序付けて格納するためのデータ構造です。配列とも呼ばれ、異なる型のオブジェクトを混在させて保持することができます。インデックス（添字）を使って各要素にアクセスでき、要素の追加、削除、変更が簡単に行えます。Rubyの配列は非常に柔軟で、多くのメソッドを持っているため、データの操作や処理に広く使用されます。

Arrayの具体的な使い方

配列の基本操作

# 配列の作成と基本操作
fruits = ['apple', 'banana', 'orange']
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
mixed = [1, 'two', :three, 4.0]

puts "Fruits: #{fruits}"
puts "Numbers: #{numbers}"
puts "Mixed: #{mixed}"

# 要素の追加と取得
fruits << 'grape'
puts "Updated fruits: #{fruits}"
puts "Second fruit: #{fruits[1]}"

👇出力結果

Fruits: ["apple", "banana", "orange"]
Numbers: [1, 2, 3, 4, 5]
Mixed: [1, "two", :three, 4.0]
Updated fruits: ["apple", "banana", "orange", "grape"]
Second fruit: banana

この例では、配列の基本的な操作を示しています。異なる型のデータを含む配列の作成、要素の追加（<<演算子を使用）、特定のインデックスの要素へのアクセスなどを行っています。

配列のメソッド使用例

numbers = [1, 2, 3, 4, 5]

# map メソッドで各要素を2倍
doubled = numbers.map { |n| n * 2 }
puts "Doubled: #{doubled}"

# select メソッドで偶数のみ選択
evens = numbers.select { |n| n.even? }
puts "Evens: #{evens}"

# reduce メソッドで合計を計算
sum = numbers.reduce(:+)
puts "Sum: #{sum}"

# 配列の結合と平坦化
array1 = [1, 2, 3]
array2 = [4, 5, 6]
combined = array1 + array2
flattened = [1, [2, 3], [4, [5, 6]]].flatten
puts "Combined: #{combined}"
puts "Flattened: #{flattened}"

👇出力結果

Doubled: [2, 4, 6, 8, 10]
Evens: [2, 4]
Sum: 15
Combined: [1, 2, 3, 4, 5, 6]
Flattened: [1, 2, 3, 4, 5, 6]

この例では、配列に対する一般的なメソッドの使用法を示しています。mapメソッドで各要素を変換し、selectメソッドで条件に合う要素を選択し、reduceメソッドで要素の集約を行っています。また、配列の結合と平坦化の例も示しています。

Arrayに関するよくある質問

Q. 配列の長さを取得するには？

A. 配列の長さ（要素数）を取得するには、lengthまたはsizeメソッドを使用します。例：array.length または array.size

Q. 配列から特定の要素を削除するには？

A. 特定の要素を削除するには、deleteメソッドを使用します。例：array.delete(element) 特定のインデックスの要素を削除するには、delete_atメソッドを使用します。例：array.delete_at(index)

Q. 配列をソートするには？

A. 配列をソートするには、sortメソッドを使用します。例：array.sort 元の配列を変更する場合は、sort!メソッドを使用します。カスタムの比較ロジックを使用する場合は、ブロックを渡すことができます。

Q. 配列の最後の要素を取得するには？

A. 配列の最後の要素を取得するには、lastメソッドを使用します。例：array.last 最後の要素を削除して取得するには、popメソッドを使用します。例：array.pop

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