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Ruby - メソッド定義と呼び出し

return

リターン(言語の基礎

意味 メソッドの戻り値を指定


returnとは?

returnはRubyのメソッド内で使用され、メソッドの実行を終了し、指定された値を呼び出し元に返します。明示的なreturnがない場合、メソッドの最後に評価された式の値が自動的に返されます。

returnの具体的な使い方

明示的な値の返却

def divide(a, b)
  return "ゼロで除算できません" if b == 0
  a / b
end

puts divide(10, 2)
puts divide(5, 0)

👇出力結果

5
ゼロで除算できません

divideメソッドは2つの引数を受け取り、除算を行います。ゼロ除算を防ぐために、bが0の場合は早期にreturnでエラーメッセージを返します。それ以外の場合は除算の結果を返します。

複数の値の返却

def min_max(numbers)
  return nil if numbers.empty?
  [numbers.min, numbers.max]
end

result = min_max([3, 1, 4, 1, 5, 9, 2, 6, 5, 3])
puts "最小値: #{result[0]}, 最大値: #{result[1]}"

👇出力結果

最小値: 1, 最大値: 9

min_maxメソッドは配列を受け取り、その最小値と最大値を配列として返します。配列が空の場合はnilを返します。returnを使用して複数の値を一度に返しています。

returnに関するよくある質問

Q. returnは必ず書く必要がある?
A. いいえ、Rubyでは明示的なreturnは必須ではありません。メソッドの最後に評価された式の値が自動的に返されます。ただし、早期リターンや明確さを出したい場合にはreturnを使用します。
Q. returnの後に複数の値を書ける?
A. はい、Rubyではreturnの後に複数の値をカンマ区切りで指定できます。これにより、メソッドから複数の値を一度に返すことができます。
Q. returnと変数代入の違いは?
A. returnはメソッドからの値の返却を明示的に行い、メソッドの実行を終了します。一方、変数代入はメソッド内で値を保持するだけで、必ずしもその値がメソッドの戻り値になるとは限りません。

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