super

スーパー（言語の基礎）

意味親クラスのメソッドを呼び出す

superとは？

superはRubyで親クラスの同名メソッドを呼び出すために使用されるキーワードです。継承したメソッドを拡張する際に便利で、親クラスの処理を再利用しつつ、追加の処理を行うことができます。

superの具体的な使い方

superの基本的な使用例

class Animal
  def speak
    puts "何か言います"
  end
end

class Dog < Animal
  def speak
    super
    puts "ワン！"
  end
end

Dog.new.speak

👇出力結果

何か言います
ワン！

Animalクラスとそれを継承したDogクラスを定義しています。Dogクラスのspeakメソッドでsuperを使用することで、親クラス（Animal）のspeakメソッドを呼び出した後、「ワン！」と追加で出力します。

引数付きsuperの使用例

class Person
  def initialize(name)
    @name = name
  end

  def introduce
    puts "私の名前は#{@name}です。"
  end
end

class Student < Person
  def initialize(name, grade)
    super(name)
    @grade = grade
  end

  def introduce
    super
    puts "#{@grade}年生です。"
  end
end

Student.new("田中", 2).introduce

👇出力結果

私の名前は田中です。
2年生です。

Personクラスとそれを継承したStudentクラスを定義しています。Studentクラスのinitializeメソッドではsuper(name)を使って親クラスのinitializeを呼び出し、introduceメソッドではsuperを使って親クラスのintroduceを呼び出した後、追加の情報を出力しています。

superに関するよくある質問

Q. superとは何ですか？

A. superは、Rubyで親クラスの同名メソッドを呼び出すために使用されるキーワードです。継承したメソッドを拡張する際に便利で、親クラスの処理を再利用しつつ、追加の処理を行うことができます。

Q. superを使う利点は何ですか？

A. superを使うことで、親クラスの機能を維持しながら、子クラスで追加の機能を実装できます。これにより、コードの再利用性が高まり、メンテナンス性も向上します。

Q. superと引数の関係は？

A. superを引数なしで呼び出すと、現在のメソッドと同じ引数が親クラスのメソッドに渡されます。super()のように括弧をつけると、引数なしで親クラスのメソッドを呼び出します。また、super(arg1, arg2)のように明示的に引数を指定することもできます。

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