||=
だぶるばーいこーる(演算子)
意味 論理和代入演算子
||=とは?
||= は論理和代入演算子です。左辺の値がnilまたはfalseの場合にのみ、右辺の値を左辺に代入します。変数の初期化や既定値の設定によく使われます。
||=の具体的な使い方
変数の初期化と既存値の保護
# 未初期化の変数に値を設定
a = nil
a ||= 10
puts "aの値: #{a}"
# 既に値が設定されている変数
b = 5
b ||= 20
puts "bの値: #{b}"
# falseの場合も代入される
c = false
c ||= 'デフォルト値'
puts "cの値: #{c}"
# 空文字列は代入されない
d = ''
d ||= '新しい値'
puts "dの値: #{d}"
👇出力結果
aの値: 10
bの値: 5
cの値: デフォルト値
dの値:
||=演算子を使用して、変数の初期化と既存値の保護を行います。nilやfalseの場合は新しい値が代入されますが、既に値が設定されている場合(空文字列も含む)は代入されません。
ハッシュでのデフォルト値設定
preferences = {}
# ユーザーの好みを設定
preferences[:color] ||= 'blue'
preferences[:size] ||= 'medium'
# 既存の設定を上書きしない
preferences[:color] ||= 'red'
puts "色の設定: #{preferences[:color]}"
puts "サイズの設定: #{preferences[:size]}"
# 存在しないキーにアクセス
puts "存在しない設定: #{preferences[:nonexistent] ||= 'デフォルト値'}"
👇出力結果
色の設定: blue
サイズの設定: medium
存在しない設定: デフォルト値
ハッシュでデフォルト値を設定する例です。存在しないキーに対して||=を使用すると、デフォルト値を設定できます。既に値が設定されているキーに対しては、既存の値が保護されます。
||=に関するよくある質問
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