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Ruby - 数値操作

floor

フロア(言語の基礎

意味 数値を切り捨てる


floorとは?

floorメソッドは、数値を次に小さい整数に切り捨てます。小数点以下の値がある場合、それを切り捨てて整数にします。整数の場合はそのまま返します。

floorの具体的な使い方

基本的な切り捨て

# 基本的な切り捨て
number1 = 3.14
number2 = 3.9

puts "#{number1}の切り捨て: #{number1.floor}"
puts "#{number2}の切り捨て: #{number2.floor}"

👇出力結果

3.14の切り捨て: 3
3.9の切り捨て: 3

floorメソッドは、小数点以下の値に関係なく、常に次に小さい整数に切り捨てます。

負の数の切り捨て

# 負の数の切り捨て
negative_number = -1.5

puts "#{negative_number}の切り捨て: #{negative_number.floor}"

👇出力結果

-1.5の切り捨て: -2

負の数の場合、0から遠ざかる方向(数直線上で左側)の整数に切り捨てられます。

小数点以下の桁数を指定した切り捨て

# 小数点以下の桁数を指定した切り捨て
pi = 3.14159

puts "πの小数点以下2桁での切り捨て: #{pi.floor(2)}"
puts "πの小数点以下4桁での切り捨て: #{pi.floor(4)}"

👇出力結果

πの小数点以下2桁での切り捨て: 3.14
πの小数点以下4桁での切り捨て: 3.1415

floorメソッドに引数を渡すことで、小数点以下の指定した桁数まで切り捨てることができます。

floorに関するよくある質問

Q. floorとceilの違いは?
A. floorは常に下の整数に切り捨てますが、ceilは常に上の整数に切り上げます。例えば、3.9.floorは3ですが、3.9.ceilは4になります。
Q. 負の数のfloorはどう動作する?
A. 負の数の場合、floorは0から遠ざかる方向(数直線上で左側)の整数に切り捨てます。例えば、-1.1.floorは-2になります。
Q. 整数にfloorを使うとどうなる?
A. 整数にfloorを使った場合、その整数がそのまま返されます。例えば、5.floorは5になります。

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