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Ruby - ループ

next

ネクスト(制御構造と繰り返し

意味 ループの次の繰り返しへ


nextとは?

nextは、ループ内で使用され、現在の繰り返しをスキップして次の繰り返しに進む命令です。nextが実行されると、それ以降のループ内の処理は無視され、次のループの開始位置に戻ります。

nextの具体的な使い方

偶数をスキップする例

puts "偶数をスキップして、奇数のみを表示します。"

5.times do |i|
  next if i.even?
  puts "奇数: #{i}"
end

puts "ループ終了"

👇出力結果

偶数をスキップして、奇数のみを表示します。
奇数: 1
奇数: 3
ループ終了

この例では、0から4までの数字を扱うループで、偶数の場合はnextでスキップし、奇数のみを出力します。i.even?メソッドを使用して偶数かどうかを判定しています。

特定の条件をスキップする例

fruits = ['apple', 'banana', 'orange', 'grape', 'melon']

puts "'a'で始まるフルーツ以外を表示します。"

fruits.each do |fruit|
  next if fruit.start_with?('a')
  puts "フルーツ: #{fruit}"
end

puts "処理終了"

👇出力結果

'a'で始まるフルーツ以外を表示します。
フルーツ: banana
フルーツ: orange
フルーツ: grape
フルーツ: melon
処理終了

この例では、fruitsの配列に対して繰り返し処理を行い、'a'で始まるフルーツをnextでスキップします。start_with?メソッドを使用して、文字列が'a'で始まるかどうかを判定しています。

nextに関するよくある質問

Q. nextとbreakの違いは?
A. nextは現在の繰り返しをスキップして次の繰り返しに進みますが、breakはループ全体を終了します。nextはループを続行し、breakはループを抜けます。
Q. nextの後の処理は実行される?
A. いいえ、nextが実行されると、それ以降のループ内の処理は無視され、次のループの開始位置に戻ります。nextの後の行は実行されません。
Q. nextは何回でも使える?
A. はい、ループ内で複数回nextを使用できます。条件に応じて異なる箇所でnextを使うことも可能です。

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