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Ruby - イテレーションとEnumerator

cycle

サイクル(制御構造と繰り返し

意味 要素を繰り返し処理


cycleとは?

cycleは、配列やハッシュの要素を指定回数だけ繰り返し処理するメソッドです。回数を指定しない場合は無限に繰り返します。要素を何度も繰り返し使いたい場合に便利です。

cycleの具体的な使い方

配列の繰り返し処理

colors = ['赤', '青', '緑']

colors.cycle(2) do |color|
  puts "選択された色: #{color}"
end

👇出力結果

選択された色: 赤
選択された色: 青
選択された色: 緑
選択された色: 赤
選択された色: 青
選択された色: 緑

この例では、色の配列を2回繰り返し処理しています。cycleメソッドを使用することで、配列の要素を指定回数だけ繰り返し処理できます。

無限ループと条件付きブレーク

counter = 0
numbers = [1, 2, 3]

numbers.cycle do |num|
  puts "現在の数字: #{num}"
  counter += 1
  break if counter >= 5
end

👇出力結果

現在の数字: 1
現在の数字: 2
現在の数字: 3
現在の数字: 1
現在の数字: 2

この例では、cycleメソッドを引数なしで使用して無限ループを作成し、カウンターと条件文を使って5回の繰り返し後にループを抜けています。

cycleに関するよくある質問

Q. cycleメソッドの引数は何を意味する?
A. cycleメソッドの引数は繰り返し回数を指定します。例えば、cycle(2)は配列の要素を2回繰り返します。引数を省略すると、無限に繰り返します。
Q. 無限ループを避けるには?
A. cycleメソッドで無限ループを避けるには、引数に繰り返し回数を指定するか、ブロック内で条件を設けてbreakを使用します。例:count = 0; [1,2,3].cycle { |n| puts n; count += 1; break if count >= 6 }
Q. cycleと通常のeachの違いは?
A. eachは配列を1回だけ繰り返しますが、cycleは指定回数(または無限に)繰り返します。cycleは要素を何度も使いたい場合に便利です。

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