lazy
レイジー(制御構造と繰り返し)
意味 遅延評価を実現するメソッド
lazyとは?
lazyは、Enumerableオブジェクトに対して遅延評価を行うためのメソッドです。必要になるまで計算を遅らせることで、メモリ使用量を抑えたり、無限のシーケンスを扱ったりすることができます。
lazyの具体的な使い方
無限数列からの素数の遅延処理
require 'prime'
primes = Prime.each.lazy.take(5).force
puts "最初の5つの素数: #{primes}"
👇出力結果
最初の5つの素数: [2, 3, 5, 7, 11]
この例では、Primeクラスを使用して無限の素数列を生成し、lazyメソッドを使って遅延評価を行います。takeメソッドで最初の5つの素数を取得し、forceメソッドで結果を具体化しています。
大きな範囲からの条件付き要素の遅延取得
large_range = (1..1_000_000)
result = large_range.lazy
.select { |n| n % 3 == 0 && n % 5 == 0 }
.take(5)
.force
puts "3と5の倍数(最初の5つ): #{result}"
👇出力結果
3と5の倍数(最初の5つ): [15, 30, 45, 60, 75]
この例では、100万までの大きな範囲から3と5の倍数を遅延評価で選択し、最初の5つの要素を取得しています。lazyを使用することで、必要な計算のみを行い、メモリ使用を効率化しています。
lazyに関するよくある質問
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