super

スーパー（オブジェクト指向プログラミング）

意味親クラスのメソッドを呼び出す

superとは？

superキーワードは、子クラスから親クラスの同名メソッドを呼び出すために使用されます。これにより、親クラスの機能を活用しつつ、子クラスで追加の処理を行うことができます。

superの具体的な使い方

superを使用した親クラスメソッドの呼び出し

class Vehicle
  def start
    puts "エンジンを始動します"
  end
end

class Car < Vehicle
  def start
    super  # 親クラスのstartメソッドを呼び出す
    puts "車のエアコンをオンにします"
  end
end

class Motorcycle < Vehicle
  def start
    super  # 親クラスのstartメソッドを呼び出す
    puts "ヘルメットを装着します"
  end
end

car = Car.new
car.start

puts "---"

motorcycle = Motorcycle.new
motorcycle.start

👇出力結果

エンジンを始動します
車のエアコンをオンにします
---
エンジンを始動します
ヘルメットを装着します

この例では、VehicleクラスをCarとMotorcycleクラスが継承しています。子クラスのstartメソッド内でsuperを使用することで、親クラスのstartメソッドを呼び出し、その後に独自の処理を追加しています。これにより、コードの再利用性が高まり、各乗り物の特性を簡潔に表現できます。

superに関するよくある質問

Q. superと引数の関係は？

A. superを引数なしで呼び出すと、現在のメソッドと同じ引数が親クラスのメソッドに渡されます。super()と括弧をつけると、引数なしで親クラスのメソッドを呼び出します。特定の引数を渡したい場合は、super(arg1, arg2)のように指定できます。

Q. superはいつでも使える？

A. superは、継承関係にあるクラスのメソッド内でのみ使用できます。また、親クラスに同名のメソッドが存在しない場合はエラーになります。

Q. privateメソッドでsuperは？

A. privateメソッド内でもsuperを使用できます。子クラスがprivateメソッドをオーバーライドし、その中でsuperを呼び出すことで、親クラスのprivateメソッドを実行できます。

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