prepend
プリペンド(オブジェクト指向プログラミング)
意味 モジュールを優先的に追加
prependとは?
prependは、モジュールのメソッドをクラスのメソッドチェーンの最前部に追加するキーワードです。これにより、元のクラスメソッドよりも優先的にモジュールのメソッドが呼び出されます。
prependの具体的な使い方
モジュールを優先的に追加してメソッドをオーバーライドする例
# パフォーマンス計測用のモジュールを定義
module PerformanceMonitor
def process_data(data)
start_time = Time.now
result = super
end_time = Time.now
puts "処理時間: #{end_time - start_time} 秒"
result
end
end
# データ処理を行うクラスを定義
class DataProcessor
prepend PerformanceMonitor
def process_data(data)
puts "データを処理しています..."
sleep(1) # 処理に1秒かかると仮定
puts "処理が完了しました。結果: #{data.upcase}"
data.upcase
end
end
# DataProcessorのインスタンスを作成し、メソッドを呼び出す
processor = DataProcessor.new
processor.process_data("hello world")
👇出力結果
データを処理しています...
処理が完了しました。結果: HELLO WORLD
処理時間: 1.000281 秒
この例では、PerformanceMonitorモジュールを定義し、process_dataメソッドをオーバーライドしています。DataProcessorクラスでこのモジュールをプリペンドしています。process_dataメソッドを呼び出すと、まずPerformanceMonitorモジュールのメソッドが実行され、処理時間が計測されます。その後、superキーワードによりDataProcessorクラスの元のprocess_dataメソッドが呼び出されます。
prependに関するよくある質問
prependが学べる書籍の紹介
「プログラミング単語帳」を使って、プログラミングの単語を英単語のように学習してみませんか?
プログラミング単語帳には、Rubyのprependやnew、ancestors、protected、などのような実務でよく使われる単語が数百以上収録されています。
この書籍には、プログラミングの単語の意味や読み方、単語の使い方がわかる例文などが掲載されており、いつでもどこでもプログラミングの学習ができます。
よく使われる単語にだけ絞って学習することができるので、効率的にプログラミングが学習できます。
HTML編、CSS編、JavaScript編、PHP編、Ruby編、その他単語編の6シリーズ分が公式ストアにて販売中です。気になった方はぜひ購入してみてください。
Rubyを学べる「プログラミング単語帳」アプリ
プログラミング単語帳がアプリになりました!Rubyはもちろん、10種類のプログラミング言語の中から、よく使われる単語をスマホで学習できます。
収録単語は2,000単語以上!
現在は、HTML、CSS、JavaScirpt、PHP、Laravel、Ruby、Python、MySQL、Linux、など10カテゴリーの単語帳が1つのアプリに収録されています。
いつでも、どこでも、隙間時間を有効活用して、プログラミングを効率的に学べるので、ぜひダウンロードしてみてください。
2024年7月アップデート情報:「Laravel」カテゴリーが追加されましました!
2024年8月アップデート情報:「MySQL」「Linux」カテゴリーが追加されましました!