alias

エイリアス（オブジェクト指向プログラミング）

意味メソッドの別名を定義

aliasとは？

aliasは、既存のメソッドに別名を付けるためのキーワードです。同じ機能を持つメソッドに異なる名前を与えたい場合に使用します。

aliasの具体的な使い方

メソッドの別名定義

class Calculator
  def add(a, b)
    a + b
  end

  alias plus add
end

calc = Calculator.new
puts "足し算の結果: #{calc.add(3, 4)}"
puts "足し算の結果（別名）: #{calc.plus(5, 6)}"

👇出力結果

足し算の結果: 7
足し算の結果（別名）: 11

この例では、Calculatorクラス内でaddメソッドを定義し、aliasを使ってplusという別名を付けています。その結果、addメソッドとplusメソッドは同じ動作をします。

組み込みメソッドの別名定義

class String
  alias 文字数 length
end

単語 = "こんにちは"
puts "'#{単語}'の文字数: #{単語.文字数}"
puts "'#{単語}'の長さ: #{単語.length}"

👇出力結果

'こんにちは'の文字数: 5
'こんにちは'の長さ: 5

この例では、組み込みクラスのStringに対して、lengthメソッドの別名として日本語の「文字数」を定義しています。これにより、日本語のメソッド名でlengthメソッドと同じ機能を使用できます。

aliasに関するよくある質問

Q. aliasの主な用途は？

A. aliasは既存のメソッドに別名を付けるために使用します。これにより、同じ機能に対して複数の呼び出し方を提供したり、既存のメソッド名を変更せずに新しい名前を追加したりできます。

Q. aliasと def の違いは？

A. aliasは既存のメソッドに別名を付けるだけですが、defは新しいメソッドを定義します。aliasを使うと、元のメソッドの実装を変更せずに新しい名前でアクセスできます。

Q. aliasはメソッドのコピーを作る？

A. aliasはメソッドのコピーを作るわけではありません。元のメソッドへの新しい参照を作成するだけです。そのため、元のメソッドが変更されると、別名で呼び出した場合も同じ変更が反映されます。

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